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白血病を公表のボローニャ指揮官、闘病中もネットを通じチームの会議や練習に参加へ

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ボローニャの指揮官シニシャ・ミハイロビッチ

 白血病の診断を受けたことを公表したボローニャの指揮官シニシャ・ミハイロビッチは、ネットを通じてチームの活動を見守るようだ。15日、『Goal』の取材により明らかになった。

 ボローニャ指揮官は13日、会見を開き、合宿開始の前日に白血病の診断を受けたことを発表。当初は16日に治療を開始する予定だったが、「早く治療を始めれば早く終わる」との指揮官の強い意向から、入院を1日前倒しし、15日から治療が開始された。

 セルビア人指揮官は今後、約3週間にわたる治療を受けるが、ボローニャのテクニカルディレクター、バルテル・サバティーニ氏が会見において、「ミハイロビッチは契約満了までチームの指揮を執り続ける」との方針を示していた通り、ネット上でチームの会議や練習の様子を見守っていく。

 14日に合宿先のボルツァーノ県カステルロット行われた地元チームとの親善試合も、クラブのフェイスブック上の配信を通じて観戦した。なおチームは20日にカステルロットでの合宿を終了し、一旦、ボローニャに戻るが、25日にオーストリアへ出発するまでの間に、指揮官がチームと再会する可能性もあるとみられる。

 今夏、ボローニャに移籍し、まもなく合宿に合流する日本代表DF冨安健洋は、日本を出発する前に「僕も一緒に戦いたい」と述べ、闘病中の指揮官と共闘していく意志を示したが、同じく新加入のDFステファノ・デンスビルも会見の席でミハイロビッチ監督への思いを伝えた。「僕らは監督から、『私のために私と一緒に立ち上がり、戦って欲しい』と言われた。僕らはミハイロビッチのために火の中にも飛び込むつもりで頑張る」と強い意気込みを見せている。

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