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栃木新加入の三宅海斗&キム・ヒョンがJデビュー、田坂監督「いいオプション」

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栃木新加入のMF三宅海斗がJデビュー

[7.20 J2第23節 横浜FC 2-1 栃木 ニッパツ]

 今夏加わった2人の新戦力がJデビューを果たした。栃木SCは1日、デュッセルドルフU-23(ドイツ)からMF三宅海斗、済州ユナイテッドFC(韓国)からFWキム・ヒョンの獲得を発表した。横浜FC戦でこの2人をスタメン起用した田坂和昭監督は「2人はとてもいいオプションになる」と印象を語った。

 前半28分、キム・ヒョンがロングボールを頭で前線に送った流れから、こぼれ球に反応したFW大島康樹がファウルを誘い、PKを獲得。キッカーのFW大崎淳矢が右足でGKの逆を突いた。田坂監督は「キムが入ったことで高さが出た。PKを取ったシーンのように、今まで高さを起点にしてからのセカンドという形はなかった」と述べた。

 ドイツから“逆輸入”となった三宅も安定した守備で貢献した。東福岡高出身の21歳は2015年度の全国高校総体、全国高校選手権で夏冬連覇を達成。鹿屋体育大に進学したが、2017年にデュッセルドルフU-23に移籍すると、2シーズンに渡ってドイツで経験を積んだ。

 この日初めてJリーグのピッチに立ち、ボランチの一角でプレー。中盤でセカンドボールを回収すればシンプルに捌き、試合を落ち着かせた。フル出場した三宅は「攻守に自分の感覚はつかめた。次につながる試合だと思う」と初陣を振り返った。田坂監督は「アプローチのスピード、球際が彼の良さ。ボールを奪った後のフィードも、いいものを出した。守備面で非常によく頑張っていた」と評価した。

 チームは少ないチャンスを生かして先制したが、後半2失点で逆転負け。後半戦のスタートを連勝で飾ることはできなかった。キム・ヒョンが「練習の中で役割を磨かないといけないし、今日はなかなかチャンスが作れなかった」と反省点を挙げれば、三宅は「チームを勝たせるために僕はここにきた」と、この先の戦いを見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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