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[MOM2922]京都U-18 MF中野瑠馬(2年)_左右2発で全国8強へ! それでも変わらぬ成長意欲「全然できていない」

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豪快なガッツポーズを見せる京都サンガF.C.U-18のMF中野瑠馬(2年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.25 日本クラブユース選手権U-18大会決勝T1回戦 大分U-18 2-3 京都U-18 前橋フD]

 わずか10分間足らずで勝ち越しの2ゴール。京都サンガF.C.U-18のMF中野瑠馬(2年)が全国ベスト8への扉を開いた。試合終盤、京都は追いすがる大分トリニータU-18の猛攻を受け止める立場となり、1点差に迫られる状況を迎えていただけに、いずれの得点も絶大な価値を持っていた。

「前半は相手が引いてきてうまくボールが回らなかったけど、後半は全員で裏を取ったり連動した動きで相手を押し込めた。そこで点が取れてよかった」(中野)。

 1-1で迎えた後半8分、まずは右サイドを上がったMF遠山悠希(1年)からのクロスに逆サイドで反応した。「普通のクロスでもファーに流れてくるボールを待っている。シュートが良いところに行って良かった」。落ち着いたタッチでボールを置き直すと、冷静な右足キックでネットを射抜き、喜色全開のガッツポーズを披露した。

 さらに後半15分、今度は左足での豪快なミドルシュートだった。「相手のミスからボールを奪って、パスをするか迷ったけど思い切って打った。相手ディフェンダーに当たってラッキーな形で入った」。そうは振り返ったものの、「練習している」という逆足の強烈なインパクトがあってこその一撃だった。

 守備では3-4-2-1で巧みに繋いでくる相手に対し、しっかりとプレッシングのスイッチを入れた。「グループリーグの1試合目、2試合目も相手が5バックだったので、その時から2人を見られるポジションを取ろうと思っていた。下がるとやられるので前から行こうと話していた」。果敢な姿勢で相手の攻撃を最小限に抑えた。

 とはいえ、現状のパフォーマンスにはまだ満足していない。「突破とかアシストとか全然できていない。試合でもっとドリブルできるようにやっていきたい」という中野が目指すのはFWエデン・アザール(レアル・マドリー)のような選手。「横も縦も行ける。監督からも縦を見せてからのほうが横に行きやすいと習っている」と語り、成長意欲を燃やしている。

 これでチームは8強入り。中野は2年生という立場だが、これからのステージを「だんだん疲れてくれば走れなくなるかもしれないけど、チームワークで優勝できたら」と冷静に見据える。「今日みたいに全員で走って、強い気持ちで戦えていれば負けない」。U-17世代注目のドリブラーは準々決勝以降も気持ちとプレーでチームを引っ張っていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
●第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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