アメリカのカリフォルニア州に本社を置くデータ会社『グレースノート』が、東京オリンピックのサッカー競技における優勝国を予想。韓国紙がその“驚きの見解”を紹介している。

　韓国紙『スポーツソウル』によると「米データ会社『グレースノート』が、東京五輪におけるサッカー競技の優勝候補筆頭に韓国代表を挙げた」と紹介。「同社は五輪が開かれるたびに種目別の予想順位を発表しているが、ちょうど1年後に控えた東京大会では、韓国が金メダル候補になる」旨の見通しを出したという。

　同紙はグレースノートの見解を詳しく紹介。このデータは「6月に行われたU-20W杯の成績や、各国のサッカーレベルなどを反映したもの」とし、「U-20W杯を優勝したウクライナが、東京五輪の出場権獲得に失敗した」ことを指摘。

　そうなると「次の順位である韓国(準優勝)とエクアドル(3位)が決勝候補に挙げられる」と伝えている。今回のU-20W杯に出場した選手は、東京五輪の出場資格を有していることから、上記のような見解を出したものと見られる。

　さらに「韓国が五輪男子サッカーで金メダルを獲得した場合、史上初であることはもちろん、アジアでも初優勝となる」ことを強調。そのうえで「過去に1968年メキシコ五輪での日本、2012年のロンドン五輪で韓国がそれぞれ銅メダルを獲得したことはあるが、金メダルを獲得したチームはまだない」ことも補足していた。

　優勝候補に名を連ねた韓国だが、現時点で東京五輪の出場権は獲得していない。韓国は、来年1月にタイで開催されるAFC U-23選手権大会にてアジアに与えられた五輪出場権3枠の獲得に挑戦する。