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富山一が初の4強!技巧派MF小森は前回大会得点王の「兄超え」に成功

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富山一高のMF小森登生は右サイドでキープ力を発揮。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.30 総体準々決勝 徳島市立高 1-3 富山一高 金武町フットボールセンター]
 
 富山一高のMF小森登生(3年)が、「兄超え」に成功した。この日、「(テンポの速い展開の中で)落ち着く時間が欲しかったので、もっとボール触って自分たちのペースを作ろうと思っていました」という小森は、前半から特長のキープ力を発揮。ボールの収まりどころになりつつ、右サイドからPAに潜り込む動きで攻撃に厚みを加えていた。

 試合終盤に接触プレーで負傷して交代したが、右足のプレースキッカーも務めた小森は存在感を放っていた一人。勝因について、「1対1のところや競り合いのところで一人ひとりが負けていなかったのでそこが大きかった」と分析していた。
 
 小森の兄、MF小森飛絢(現新潟医療福祉大)は昨年のインターハイで大活躍した技巧派アタッカー。高松商高(香川)との初戦、長崎日大高(長崎)との3回戦でいずれもハットトリックを達成するなど7得点を挙げて大会得点王に輝いている。

 今年、兄と同じ舞台に立った小森は「インターハイの全国を経験してみて、相手も強い中でハットトリックとかしているのは凄いと思います」と兄の凄さを実感。その兄から「俺より決めろよ」「勝てよ」とエールを受けているという小森は、この日の勝利で兄の全国8強を越えて富山一に新たな歴史を築いた。

 加納靖典コーチが「(兄が活躍したこともあって)期するところがあると思う。ボールコントロール独特で良いものがあると思います」と評する小森は今大会、初戦(対水戸商高)で決勝点。ただし、得点数はまだ1で、この部分での「兄超え」は難しそう。それでも、兄にも負けないと自負する守備とドリブルで貢献するMFは、チームのために戦い、目標の「日本一」という勲章とともに富山へ戻る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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