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「味方に出す振りをして…」35メートルFK弾沈めた甲府MF内田健太の駆け引き

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ヴァンフォーレ甲府MF内田健太

[8.24 J2第29節 千葉0-3甲府 フクアリ]

 自慢の左足が火を噴いた。約35メートルの位置から強烈な直接FKを沈めたヴァンフォーレ甲府MF内田健太だったが、シュートまでの駆け引きで自らにとってプラスになる状況を生み出していた。

 序盤から積極的にボールに絡み、好機を生み出していた。左サイドをタイミング良く駆け上がると、味方からパスをきっちりと呼び込み、「僕の仕事はそこ」という鋭いクロスを供給。前半37分には自サイドに流れてきたボールに走り込むと、「最初はシュートを打とうと思ったけど、スペースが生まれているのが見えた」と瞬時に判断を変えてFWピーター・ウタカにラストパス。ウタカのシュートはクロスバーを叩いて得点に結び付かなかったものの、自慢の左足で攻撃をリードした。

 そして、2点をリードして迎えた後半36分にハイライトが訪れる。

 ゴールまで約35メートルの位置で得たFKのチャンス。直接狙うことはないと判断したか、千葉は壁を作ってはいない。「時間帯も時間帯だったし、自分としては狙える位置だった」という内田は、ここで細かな駆け引きをして自らが蹴りやすい状況を生み出していたという。「色々考えた。味方に出す振りをして相手の立ち位置を変えて空間を作ったり、うまく時間を使いながら自分のリズム、タイミングにしていた」と――。

 自分にとって好条件がそろうと、ゆっくりとした助走から左足を強振。インパクトの瞬間を「ボールを蹴った感じがしないくらいだった」と振り返り、「軽い感じでスムーズに蹴れたので、ボールに力が全部乗った」という弾道の低いシュートは勢い良く飛び出して一直線にゴールに向かうと、DF鳥海晃司に当たってコースが変わりながらもネットを揺らし、ダメ押しとなるゴールが生まれた。

 会心の一撃に「気持ち良かった」と満面の笑みを浮かべつつ、「この一発で昇格が決まればいいけど、戦いはまだ続くので、今日のような試合を続けていけるようにしたい」と気持ちを切り替え、昇格だけを目指して歩みを進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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