beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

[MOM2957]大阪桐蔭MF平田大翔(1年)_得たチャンスで奮闘、CBで完封勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

大阪桐蔭高のMF平田大翔はCB起用に応えて完封勝利

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.23 関西U-16~Groeien~G1第9節 大阪桐蔭高 1-0 初芝橋本高 伊勢フットボールヴィレッジC]

 誰しもが活躍を夢見て高校サッカーの舞台を選ぶが、全員がチャンスを得られるわけではない。中学時代に輝かしい経歴を持つ選手が数多く集まる強豪なら競争は激しく、1年生リーグといえど出場機会を掴むことすら容易ではない。大阪桐蔭高のMF平田大翔(1年)も高校に入ってから苦しい日々を過ごしてきた一人だ。

 中学時代は兵庫県の名門街クラブ「神戸FC」のボランチとして活躍。県内のクラブユース選抜にも選ばれる実力者だったが、ここまで「関西U-16~Groeien~」での出場機会はなかった。ただ今回、三重県伊勢市で行われた2日間の集中開催にはこれまでCBに入ることが多かったDF小林柾輝(1年)がAチームに帯同したため、不在。「試合に出るチャンスはあるかなと思っていたので、しっかり試合で結果を残そうと思っていた」平田に与えられたポジションは本職のボランチではなく、練習試合で何度かプレーしたことのあるセンターバックだった。

 2連戦の初日は大阪産大附高にゴールを許し、0-1で敗戦。だが、迎えた2日目の初芝橋本高戦では、パートナーを組んだ中学時代からチームメイトであるDF東村賢尚(1年)とチャレンジ&カバーを徹底し、危ない場面をきっちりと封じた。「昨日のミーティングをしっかり今日に繋げられたのが良かった。テーマとして球際の強さを意識できたし、1試合目と比べたら団結力が高まって皆で戦うことができた」。

 奪ってからは、「雨でピッチに水たまりができていたので、立ち上がりからなるべく前でプレーしようと話していた」との言葉通り、シンプルに前線へロングボール。初芝橋本が見せた前線からの激しいプレッシングに苦しむ場面もあったが、しっかり押し返せたからこそ、ハイプレスからの速攻を狙った初芝橋本を封じることができた。「前半をしっかり我慢して無失点に抑えられたので、後半に流れを持ってくることができた」と説明したように、試合終盤に決勝点を奪えたのは、平田ら守備陣の奮闘抜きでは語れない。

「まだまだ出来ていない部分も多いけど、今日はいつもよりできた」と試合後に手応えを口にしたのも、「練習でも常に全力でやることが必要だと思って頑張ってきた」から。今回、スタメンでの出場機会を得てMOMに選ばれたのは、金正智也コーチが平田の頑張りを評価したためだ。側から見れば単なる2試合かもしれないが、彼にとっては貴重な2試合に。平田は「1年で強豪とやれたのは良い経験になった。練習試合と違って緊張感のある試合を経験できてよかった。自分の未熟さが分かったので次に繋げていきたい」と意気込んだ。

 全国大会で観たパスサッカーに憧れ大阪桐蔭を選んだ平田にとっては、今回の活躍はスタート地点に過ぎない。今後も厳しい道のりが待ち構えるはずだが、彼が再び試合で活躍する日は必ず来るはずだ。

(取材・文 森田将義)
▼関連リンク
関西U-16~Groeien~2019特集ページ

TOP