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前節8失点の清水はGK変更、大久保択生が初先発「この時期を清水で過ごしたい」

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清水加入後、初先発したGK大久保択生

[8.24 J1第24節 川崎F2-2清水 等々力]

 前節の札幌戦で8失点を喫した清水エスパルス。屈辱の敗戦から一週間、篠田善之監督は守護神を変更し、新加入のGK大久保択生を先発に抜擢した。指揮官は「トレーニングの中で非常に良いパフォーマンスを見せ続けてくれた。前節で負けたことも含めて、彼にチャンスを与えた」と起用の意図を語った。

 大久保は今季、FC東京から鳥栖に完全移籍。開幕スタメンから9試合連続で先発するなど計10試合に出場したが、今夏、FC東京時代に師事した篠田監督率いる清水に完全移籍で加入した。「年齢的に今が一番いいプレーができる時期だと思うし、この時期を清水で過ごしたいと思って移籍しました」。来月18日に30歳。サッカー選手として円熟期を迎え、シーズン途中の決断に至った。

 一週間前は守備陣が崩壊した敗戦をベンチから見守った。「チームを勝たせること、僕が試合でどれくらいできるのか、周りの信頼を勝ち取ること」を意識した新天地デビュー。前半14分に失点したが、「みんなが危機感を持っていた。立て直せたことはプラス」。試合を通して16本のシュートを打たれ、押し込まれる時間帯も長かった。

「持たれるのは予想できていたので、焦れずにやり続けようと。最後のところで体を張って中央を守ろうと選手にずっと言っていた」。最後は5バックにシステムを変更して逃げ切り、アウェーで価値あるドロー。「最低限『1』を持って帰るというのは大事だと思う」と前向きに話した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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