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「もっとできた」…U-22代表MF渡辺皓太の“初体験”

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U-22日本代表MF渡辺皓太(横浜FM)

[9.6 国際親善試合 U-22日本代表 0-0 U-22メキシコ代表]

 MF渡辺皓太(横浜FM)はU-22日本代表では初となるシャドーの位置に入った。

 立ち上がりからメキシコに押し込まれる展開となり、守備に回る時間が多くなったが、「プレスをかけたところで取り切れなかった」とボールを奪い取るのに苦戦。守備陣の踏ん張りで得点を許さずに試合を進めながらも、なかなか攻撃の形を作れずにゴールに迫れなかった。

 シャドーはこの代表では初めてのポジション。1トップのFW上田綺世(鹿島)、同じくシャドーに入ったMF安部裕葵(バルセロナ)との距離が離れすぎないように意識しつつ、「ボランチとの距離感も離れないように」意識したが、「そのバランスを取るのが難しかった」と振り返る。

 時おり間でボールを受けて前を向き、果敢な突破で縦への推進力を生み出し、「回数は少なかったけど、間で受けられればターンをして前につけることはできた」と手応えを得た部分がありながらも、「やっぱりシャドーならシュートまで持っていく力がないと。ラストパスやシュートはもっと増やさないといけない」と反省を口にしている。

「もっとできた」と不完全燃焼のまま、後半30分にピッチを後に。中2日で行われるU-22アメリカ代表戦に向けて、「受けたときに後ろの選択肢が多くなってしまったので、FWを見ながらもっとプレーできれば。次はもっと前向きにプレーできるようにしたい」とこの日の反省を生かして成長した姿を見せる。

(取材・文 折戸岳彦)

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