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「ペルージャのナカタと同じことが」冨安健洋の活躍に伊の元外交官も喜び…地元紙特集

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地元紙がDF冨安健洋を特集

 イタリア人元外交官のウンベルト・バッターニ氏が、9日付のボローニャの地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』のインタビューに応じ、元日本代表の中田英寿氏やDF冨安健洋について語った。

 ボローニャでは、今夏、ベルギーのシントトロイデンから加入した20歳の冨安がセリエA開幕直後の2試合で躍動。大きな注目を集めており、地元紙は9日、「トミヤス…東洋の才能」との見出しで特集を組んだ。特集では、2014年ワールドカップで指揮を執ったアルベルト・ザッケローニ氏へのインタビューが行われたほか、かつてイタリア共和国外務省事務次官として活躍し、現在は伊日財団の会長を務めるなど日本と縁の深い元外交官バッターニ氏も見解を示している。

■ナカタのように磁石のような存在に?

 バッターニ氏は、1998年にペルージャに移籍し、ローマでスクデットを獲得した日本人先駆者の中田氏に言及。当時を回想しつつ、若き冨安に期待を寄せた。

「最初はペルージャで加入し、他のクラブを経てボローニャでプレーした。彼のことをよく覚えている。日本の首相が訪問した際、ナカタは昼食会に来賓の1人としていたことも記憶に残る。日本サッカーとイタリアのカルチョを強く結びつけたのは、彼だった。日本からは毎年、50組程度のイタリアツアーが組まれているが、ナカタがペルージャにいたとき、ウンブリア州は観光客が大幅に増えた。彼の存在はまるで磁石のようだったよ。トミヤスが来たボローニャでも同じことが起きるだろうね」

 また冨安の勤勉さについて問われると、「日本人にとって“プレーする”ということは、他者、つまり同僚や対戦相手から学ぶことでもある」と説明。剣道を例に挙げ、日本人の精神を解説した。さらに日本代表DFのボローニャでの活躍を喜び、「若いにも関わらず、すぐに実力を示し、非常に上手い選手だと言われている。ボローニャのような地上の楽園と日本人との間に素晴らしい関係が生まれることは、私にとって嬉しい限りだ」と述べた。

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