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[Rookie League]優秀選手: 暁星DF名和樹「攻守どちらもできるというSBになりたい」

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暁星高DF名和樹

 関東・静岡の強豪校の1年生たちが90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2019 Rookie League」は8日の閉会式で個人賞を発表した。B League7位の暁星高(東京)からはパワフルな攻撃参加などで対戦相手を苦しめ、最終節に決勝点も決めたDF名和樹が優秀選手を受賞。その名和が「2019 Rookie League」の感想や今後の意気込みを語った。

―「2019 Rookie League」最終節で初勝利。勝因は?
「7月の中旬に韮崎フェスティバルがあって、八千代や正智深谷、丸岡とやれて、そこで段々繋ぐサッカーでどこを狙うか具現化できてきて、4-2-3-1から4-1-2-3に変えたことでよりボールが回るようになった。(前節の清水)桜が丘戦も前半0-3で、結果は1-6だったんですけれども、後半1点取り返して残り15分で3点取られたけれど内容的には全然今まででも良いんじゃないかというくらいにできていた。(最終節も)ある程度自信があって、前半は相手のプレスが速くてそんなに繋げなかったんですけれども。後半、相手が下がった時に繋ぎだして、サイドを起点にというコンセプトでやれて、最後リスタートから(自分が)決められて良かったです」

―DF面については?
「DFなので、点よりは無失点に抑えたかった。PKなので仕方ないところがあったし。でも1失点は(開幕戦の)矢板(中央)と同じで、最小失点だったのでそこは良かったんじゃないかなと思います」

―「2019 Rookie League」を振り返って。
「FWを元々やっていて、SBに転向してずっとやってきて、守備面が割と課題だったけれど、(リーグ戦を)通して右サイドでやられたのは前橋商業の11番と、矢板中央のSBが上手かったなくらいで、それ以外は同世代でやられたのはなかった。1対1は、前半はあまりできなかったけれど、後半は対処できるようになった。修正力は前に比べて上がったなと思います」

―前にグイグイ行けるところも特長。
「そこを宇野さんとかコーチが買ってくれているので、そこを出しつつ、守備の強度や、あとは体力が後半に落ちているんでそこでいかに良いプレーできるか」

―今後はどのような選手に?
「自分が起点になってサッカーをしたいし、ポジショニングが良ければ必然的に守備も良くなっていくと思うし、チームを引っ張っていけるような存在になれたら良いかなと思います」

―3年間の目標について。
「52番(荒拓也)が今、右サイドでトップで出ているので負けられないし、個人的に(チーム全体の中では)立場も上ではないので、序列上げていって、来年はベンチからスタメンも取りたいですし。チームに食い込んで戦力として見てもらえるように。そして、3年の時には右サイドは鉄壁で、前にも行けるよねというような、攻守どちらもできるというSBになりたいです」

―改めて、待望の勝利については?
「嬉しいです。気持ち入っていましたし、球際のところもみんな『やるぞ』と言っていたし、1点取られても悲観せずに、そこで崩れることが多かったんですけれども、そこで持ち直せたっていうのがこのシーズン通して一個上に行けたんじゃないかなと思います」


(取材・文 吉田太郎)

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