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[AFC U-16選手権予選]右肩上がりのパフォーマンスでの予選突破へ。U-15日本代表が緊張の初戦を4-0大勝

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1得点2アシストのMF楢原慶輝(鳥栖U-15、左)が森山佳郎監督とがっちり握手

[9.18 AFC U-16選手権予選第1節 U-15日本代表 4-0 U-15ラオス代表 ラオス]

 18日、AFC U-16選手権2020予選グループJ(ラオス)が開幕し、U-15日本代表は初戦で地元・ラオスと対戦。FW鈴木大翔(ガンバ大阪ジュニアユース)の2得点などで4-0の大勝スタートとなった。

 この日の先発はGK宮本流維(名古屋グランパスU-18)、DFが右から鈴木吏玖(JFAアカデミー福島U15)、池谷銀姿郎(横浜FCジュニアユース)、田代紘(ヴィッセル神戸U-15)、植田悠太(京都サンガF.C.U-15)、中盤の中央に坂井駿也(ソレッソ熊本)、福井太智(サガン鳥栖U-15)、両サイドに楢原慶輝(鳥栖U-15)、山崎太新(横浜FCユース)、そして前線には南野遥海と鈴木大のG大阪ジュニアユースコンビが並んだ。

 試合前日、森山佳郎監督は「初めての公式戦なので、たぶん緊張する選手が出てしまうと思う」と懸念していたが、その不安は的中する。「普段は緊張しないタイプなんですけど、入場のときから緊張してしまった」と山崎が苦笑を浮かべて振り返ったように、明らかに動きの悪い選手が目立つ立ち上がりに。

「まずこちらのペースに持っていくつもりが、最初の15分は相手にやりたいことをやられてしまった」(森山監督)

 緊張があることを含めて織り込み済みの流れだったとはいえ、ロングボールからのこぼれ球を拾われ続け、不用意なファウルからFKを与えるなど、序盤は明らかな劣勢となってしまう。内容的には「自分たちのほうがボールを持てると思っていたが、最初の15分は相手のほうに勢いがあった」と楢原は率直に振り返ったとおりだった。

「みんな焦ってしまっていた」と山崎が言うように、この時間帯は技術・戦術以前のメンタルな部分でチームは崩れかかっていた。ただ、「悪い時間帯もあると思っていたし、絶対に相手の体力は続かない。こっちのペースが来ると思っていた」という主将の池谷を中心にこの時間帯も粘り強く対応。15分過ぎからはラオスの勢いも弱まり、試合は徐々に日本ペースに変わっていった。

 そして、25分に生まれた先制点から試合の流れは完全に変わる。中盤の福井が豪快に放ったミドルシュートを相手GKがこぼしたところに抜け目なく詰めていた鈴木大がキッチリ流し込んで先制点を奪うと、直後の26分にも裏へと巧みに抜け出した楢原が追加点。この2点のリードが大きくモノを言うこととなり、以降の時間帯で日本が主導権を譲ることはなかった。

 後半に入ってからも、18分に右サイドを破った楢原のマイナスの折り返しを受けた山崎が追加点を奪い、30分にはまたも楢原のクロスからニアへと入った鈴木大が巧みに合わせて、4-0。緊張感漂う「初めての公式戦」で、U-15日本代表“04ジャパン”がキッチリ勝ち点3を奪い取った。

 初戦白星となったチームは中1日を空けた20日にカンボジアと、さらに22日には東南アジア王者であるマレーシアとの第3戦に臨む。「第1戦より第2戦、第2戦より第3戦と、チームを良くしていきたい」と語ってきた森山監督の言葉どおり、右肩上がりのパフォーマンスでの予選突破を狙うこととなる。

(取材・文 川端暁彦)
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