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柴崎が“本職”復帰でフル出場! システム変更に光明も…停滞デポルティボは6戦勝ちなし

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5試合ぶりにフル出場したMF柴崎岳

[9.21 スペイン2部第7節 カディス0-0デポルティボ]

 スペイン2部リーグは21日、第7節を各地で行い、MF柴崎岳所属のデポルティボカディスと0-0で引き分けた。これで直近6試合勝ちなし(3分3敗)。4-2-3-1へのシステム変更により、久々に本職のボランチで先発した柴崎は5試合ぶりのフル出場を果たした。

 今季のデポルティボは開幕節を白星で飾ったものの、それ以降は3連敗を経て直近2試合は連続ドロー。失点が続いていることを重く見たフアン・アントニオ・アンケラ監督はこの日、4-1-4-1から4-4-2にシステムを変更し、これまで2列目インサイドハーフで出場していた柴崎をボランチの一角で起用した。

 これまでの試合はオープンな展開になりがちで不要な上下動を強いられていた柴崎だったが、システム変更によりポジションが安定。すると堅い展開が続いた前半33分、左サイドからのパスを受けた柴崎がペナルティエリア内ゴール左斜め前から左足シュートを放つ。しかし、これは惜しくもゴール上に外れ、ビッグチャンスを活かせなかった。

 前半40分、デポルティボは左サイドを崩されて大きなピンチを招いたものの、絶妙なカバーリングを見せた柴崎がスライディングでFWサルバドール・サンチェスの侵入を防ぎ、辛うじて難を逃れた。その後は互いに目立ったチャンスをつくれない中、スコアレスで前半を終えた。

 後半もデポルティボは柴崎が攻撃のかじ取り役を担当。15分には相手のミドルシュートに対して柴崎が軌道を変え、ピンチを防ぐ場面もあった。33分、敵陣PA際からのFKで柴崎もキッカーの位置に立ったが、MFアゲル・アケチェのキックは相手がクリア。そのまま試合は終わり、互いに勝ち点1にとどまった。

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