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プレミアEAST得点王争い中の尚志FW染野唯月は負傷交代。チームのため、代表入りへ連発誓う

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尚志高のU-18日本代表FW染野唯月は得点王を狙う

[9.23 プレミアリーグEAST第14節 市立船橋高 3-0 尚志高 グラスポ]
 
 昨年度選手権得点王のストライカーは、前節までプレミアリーグEASTで9得点を挙げて得点ランキング首位タイ。得点王争いを繰り広げている柏U-18FW奥田陽琉が前日に1得点を挙げていただけに、尚志高のU-18日本代表FW染野唯月(3年、鹿島内定)も「点を決める気でいた」。序盤から前線でハイボールを収めるなど、攻撃の起点になっていた染野だが、アクシデントに見舞われてしまった。

 前半18分、左後方からのクロスボールを胸でコントロール。だが、クリアした相手DFの身体と接触して膝を痛めてしまう。タッチライン外に出た後、一度ピッチに戻った染野だが、プレーを続行することができず、前半半ばで途中交代となってしまった。

 前節は鹿島ユース相手に2ゴールを挙げ、前前節の清水ユース戦も1ゴール。市立船橋高戦前のウォーミングアップでは充実の表情を見せていた。個人として点を取り続けていること、チームとしても結果が出ていたことプラスに捉えていたが、この日は個人、チームとしても悔しい敗戦に。それだけに「次出る時があれば、しっかりと点を決めてチームに貢献したいかなと思います」と意気込んだ。

 来月には連覇を懸けた選手権福島県予選が行われ、11月にはAFC U-19選手権予選を戦うU-18日本代表に選出される可能性も高い。招集されるためには結果も必要なだけに、「ワールドカップ予選も控えているので、そこにまず自分が食い込めるように点を取り続けなければならない。点を獲って示すしか無いので、きょうの試合は悔しかったですけれども、点を獲ってもっと自分ができるんだぞということを見せていければいい」と宣言。まずはコンディションを整え、再びゴールで存在を示す。
 
(取材・文 吉田太郎)
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