マンチェスター・ユナイテッドに所属するU-21イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドの評価が急上昇している。

　ユナイテッドユース出身のグリーンウッドは昨シーズン、ユースチームでの公式戦26試合で26得点8アシストを記録。トップチームでは、昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグのパリSG戦でデビューを果たした。

　今季はトップチームの一員として公式戦6試合に出場。FWロメル・ルカクとFWアレクシス・サンチェスを放出したチームはFWマーカス・ラッシュフォードも負傷離脱することになり、グリーンウッドが出番を増やしている。そしてグリーンウッドは先発したここ2試合、ヨーロッパリーグ(EL)グループL第1節のアスタナ戦、カラバオカップ3回戦のロッチデール戦で連続ゴールを記録している。

　ユナイテッドのレジェンドであるアンディ・コール氏は、右足と左足を遜色なく使えるグリーンウッドの技術を称賛。元イングランド代表FWは、『BBC Radio 5』で、「彼はチャンスを掴んだ。彼のフィニッシュは、まるでジョークのように素晴らしい。右足も左足も使いこなせる。クオリティに溢れているよ」と、その能力を称えつつも、「マンチェスター・ユナイテッドには彼にプレッシャーをかけすぎないようにしてほしいね。彼には偉大な能力がある」と、クラブとしては過度な重圧をかけることを避けなければならないと話した。

　なお、グリーンウッドの利き足に関しては先日、チームメートのDFビクトル・リンデロフも「どっちが利き足かわからない」とコメント。セットプレー時にも場所によって蹴る足を変えているが、ロッチデール戦でのPKは右足で成功させている。オーレ・グンナー・スールシャール監督が以前に話したところによれば、「最初は左利きだったが、今では両方になった」という。

　ユナイテッドは今節、30日のマンデーナイトにアーセナルをホームに迎える。先発する可能性が高まっているグリーンウッドが出場すれば、そのパフォーマンスに注目が集まる。

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