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味方を“壁”に2得点の清水DFエウシーニョ、指揮官は「彼のひらめきもあった」と称賛

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2得点の清水エスパルスDFエウシーニョ(右から3人目)

[9.29 J1第27節 湘南0-6清水 BMWス]

 鮮やかなワンツーからゴールを陥れた。それも一度ではない。二度もだ。しかし、清水エスパルスDFエウシーニョは自身が奪った2ゴールに喜びを表すのではなく、「一番大事なのは全員で勝ち点を取れたことだよ」とチームの勝利を何よりも喜んだ。

 まずは前半25分。右サイドからドリブルで運ぶと、MF西澤健太に縦パスを打ち込んで自らはゴール前に走り込むと、リターンパスを右足でねじ込み先制点を奪取。アシストした西澤は「エウシーニョ選手は中に持ち運んでくることが多いので、壁役になることはチームとして狙っていたけど、本当に壁にされたってくらいでした(笑)」とおどけつつ、「本当に良いパスが来たので落とすだけだった」と振り返った。

 さらに前半43分には左CKでキッカーを任されると、近寄ってきたMF河井陽介へとショートコーナーで預けてリターンパスを受けるが、相手にゴール前へのパスコースを防がれてしまう。しかし、寄せてきた相手選手の間を浮き球のパスで通すと、またもや西澤とのワンツーから右足シュートでネットを揺らし、2点目を記録した。

「ショート(コーナー)でやることは決まっていた」と答えた篠田善之監督も、「エウシーニョにリターンしてコースを防がれたと思うけど、そこから選択したのはエウシーニョであって、彼のひらめきもあった」と浮き球のパスを選択したブラジル人助っ人のイマジネーションを称賛した。

 自身が2得点を奪っての6-0の快勝に「終わってみれば素晴らしい勝利だった。得点をたくさん取れて良かった」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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