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交代時にレッドカード!?北アイルランドで新ルール適用の珍事

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新ルールで退場処分に

 北アイルランドの1部リーグで、交代選手がピッチを出る直前に退場となる珍事があった。

 5日にホームで行ったクリフトンビル戦に先発したグレントランのFWダレン・マレーは、スコアレスの後半18分に交代を命じられた。しかしその際に逆サイドにいたものの、マレーはホームスタンド側のハーフウェーラインのところに戻ってフィールドから出ようとした。

 しかしスティーブン・グレッグ主審はこれを“遅延行為”とみて、イエローカードを提示。前半45分にもイエローカードを貰っていた同選手は、交代直前に退場処分となった。

 これは国際サッカー評議会(IFAB)が2019/2020シーズンに向けて改正した新ルールに則ったもので、新ルールでは「交代で退く競技者は、主審から指示された場合を除き、境界線の最も近い位置からフィールドを出なければならない」という文言が追加されている。最も近い位置から出ることは以前から可能だったが、義務化された形だ。それに反する場合はイエローカードが提示されることも述べられていた。

 『BBC』によると、退場処分を不服とするマレーは激高したというが、ルールに則ったものである限り、仕方がないことなのかもしれない。

 なお、数的不利となったグレントランは後半39分に失点。試合も0-1で敗れる結果に終わっている。

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