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ハーツ指揮官、食野亮太郎のゴールセンスを絶賛「繊細なタッチのフィニッシュだった」

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指揮官がFW食野亮太郎に賛辞

 スコットランドのハーツ指揮官、クレイグ・レベインが教え子のFW食野亮太郎のゴールに賛辞を贈った。

 ハーツはこの後、リーグ戦2試合、カップ戦1試合と、3試合連続でアウェーゲームに挑む。リーグ戦では12チーム中10位と低迷しているハーツだけに、レベイン監督にとってはまだ解任の危機から脱することができず、正念場が続く形となる。指揮官は前節レンジャーズ戦(1-1)のような戦いぶりを、今後も継続する必要性を説いている。その言葉を23日付けの『スコティッシュ・サン』が伝えた。

「レンジャーズ戦では序盤から相手のリズムを引っ掻き回すように選手たちに指示を送っていた。6分に先制点を決めることができたし、本当にうまくいったと思う」

「相手の狙いを封じながらも自分たちの良さを少しづつ出せるようになってきた。この流れはこれからしばらく保つ必要がある。そう、レンジャーズ戦のような戦いぶりを今後もしばらく継続させなくてはならない」

 また、指揮官レベインはレンジャーズ戦の前半6分に先制ゴールを決めた食野亮太郎についても賛辞を送っている。ハーツはカウンターの場面でジェイク・マルラニーが裏に抜け出してシュートを打つも、GKアラン・マクレガーがディフレクト。その浮き球に反応した食野がダイレクトでゴールへと流し込み、ハーツは序盤で先制に成功した。

 レベイン監督は「あのシュートはとても繊細なタッチが必要なフィニッシュだった。ボールは扱いにくい高さだったけど、彼は巧みに合わせてくれたね。その直前にはブラジルへ遠征し、戻ってきたばかりだった。このような長距離遠征から戻ってきて、すぐ結果を出すとはね。後半はやや疲れが見えたようだが、それでも本当によくやってくれている」と日本人FWを称賛している。

 食野はU-22日本代表に招集され、10月6日~14日までブラジル遠征に帯同。現地時間14日に行われたU-22ブラジル代表戦ではフル出場し、日本の勝利(2-3)に貢献していた。

 南米からスコットランドに戻るとともに、いきなりレンジャーズ戦で結果を残した食野。ここからリーグ戦では26日にリビングストン戦、30日にセント・ジョンストン戦、そして11月3日にはスコティッシュリーグカップ準決勝でレンジャーズとアイブロックスで戦う。アウェー3連戦でも食野は存在感を示すことができるのだろうか。チーム浮上のきっかけになれるかどうか、注目を集めることになりそうだ。

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