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1G1Aの活躍、柏の攻撃を牽引するFW江坂「優勝に向けて全部勝つつもり」

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外国籍選手が多い柏の前線において圧倒的な存在感を放つ江坂任

[10.27 J2第38節 柏4-0福岡 三協F柏]

 柏レイソルに漂っていた停滞感を払拭したのは、背番号10の左足だった。前半立ち上がりこそアビスパ福岡にシュートを許したが、その後はボールを支配して次々とチャンスを構築していった柏。しかし、FWオルンガの決定機がDF實藤友紀のシュートブロックにあい、「立ち上がりからやりたいことがチームとしてできて、いい攻撃があった中で、スーパーセーブだったりでなかなか点が取れない状態」(江坂)だった。

 0-0で迎えた前半25分、MF三原雅俊の浮き球をゴール中央に流れながらトラップしたMFマテウス・サヴィオは、体を張ってボールをキープすると、倒れながらFWオルンガに落とす。中央で4人のDFを引きつけたオルンガは、左サイドに走り込んだFW江坂任へ。「思い切り逆サイドに振り抜きました」という左足シュートは、ゴール右上に突き刺さり均衡を破った。

 中盤のスペースでボールを引き出し、卓越した技術で福岡守備陣を翻弄する江坂が追加点を演出する。前半36分、三原の縦パスを受けつつ前を向いた江坂は、相手の守備の枚数が足りている状況ながら左足でスルーパスを通す。勢いのあるパスを処理したオルンガは落ち着いてGKとの1対1を制した。

 1ゴール1アシストで4-0の大勝劇に一役買った江坂。これで自身2度目、4シーズンぶりの2桁得点に乗せた。「勝ちにつながるのが一番なので、優勝に向けて全部勝つつもりで準備できれば」。2位に勝ち点8差をつけて独走する柏は、次節、江坂の古巣である4位・大宮アルディージャとの一戦に臨む。
 
(取材・文 奥山典幸)

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