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現役引退の元日本代表DF坪井、サッカーを離れて意外な転身へ

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今季限りで現役を引退するDF坪井慶介

 今季限りでの現役引退を発表したレノファ山口FCのDF坪井慶介(40)が8日の練習後、現在の心境や今後のプランなどを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 坪井は四日市中央工高、福岡大を経て2002年に浦和へ入団。ルーキーイヤーからJ1リーグ戦30試合に出場するなど主力として活躍し、同年に新人賞を受賞した。その後、2015年に湘南、昨季に山口へと移籍。今季はここまでJ2リーグ戦4試合に出場している。日本代表では2003年のデビューから通算40試合に出場。ジーコジャパン時代に最終ラインを支え、2006年のドイツW杯にも出場した。

 坪井は引退を表明した現在の心境を問われ、「簡単な決意ではなかったので寂しい気持ちもありますが、残りの試合をやりきろうという気持ちで今はやっています」とコメント。引退を決断したきっかけを「ひとつやふたつの理由ではないので全てを挙げるのは難しいのですが、ひとつ挙げるとすれば、プレーの反応やスピードやキレが自分の許容範囲を超えたり、許せないと思う回数が増えてきたりしたのが決断する大きな理由です」と説明した。

 また、山口で印象に残っているシーンとして「1年目の最初の試合」を挙げ、「初めて山口の選手として維新のスタジアムで戦った試合は、決意を込めて山口に来たので自分の中でも嬉しいものがありました」と回顧している。そして「非常に暖かい印象を受けました」という山口サポーターに対し、「チームが苦しい時も変わらない声援をずっと送り続けてくれました。2年間という短い時間でしたがこの暖かさは強く感じました」と感謝を伝えた。

 今後のキャリアについては「サッカーの現場から離れて、メディア関係の仕事に進んでいこうと思っています」と“転身”を明かし、「自分はこれまでサッカーばかりやってきたので、どのようにできるかは未知の部分があるので、具体的にどのようにするというのは申し上げられないのですが、ゼロからのスタートでなんでもやっていきたいという思いはあります」と語っている。

 18年間のプロ生活を終えるまで残り3試合。公式戦454試合に出場してきたベテランは「急に何かをする必要はない」とし、「ここにはプロの選手として来ているので、3試合すべてに出場する想いを持って毎日の練習に取り組んでいきたいと思っています」と誓った。

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