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できなかった“当たり前”…板倉滉「それはいつでもできること」

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U-22日本代表DF板倉滉(フローニンゲン=4番)

[11.17 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 0-2 U-22コロンビア代表]

 誰しもミスはする。それは仕方がない。だが、この日のU-22日本代表には、「いつでもできる」部分が欠けていた。DF板倉滉(フローニンゲン)は自身も含めて、そう感じたようだ。

 試合の入りから後手に回った。国内初の強化試合。2万6000人を超える観衆が集まったことで、「緊張感があったし、『絶対に勝たないとけない』試合だった」というプレッシャーも感じていたようだ。そして、コロンビアが前からアグレッシブな姿勢を示したことで、「受け身になった印象がある」と自陣に押し込まれる時間帯が続いた。

「入りからもっと思い切って、勢いを持ってやらないといけなかった」

 悪い流れを断ち切れずに0-2の完封負け。攻撃面も守備面も見せ場が限られる完敗となったが、何よりも悔いたのは“戦えなかった”と感じたことだ。特に2失点目の場面ではハーフウェーライン付近からMFニコラス・ベネディッティ・ロアにドリブルを許すと、人数がそろっているにも関わらず、あまりにも簡単にPA内まで持ち運ばれて得点へとつなげられた。

「1対1のところや球際のところは、もっとやらないといけない。ビルドアップがうまくいかないとか、パスミスをするとか、そういうのは絶対にあると思うけど、最低限戦うところ、1対1で戦うとか、球際で負けないとか、そういうところはいつでもできることだし、そういうところをもっと見せないといけなかった」

 ピッチに立った以上、「戦う」のは当たり前。「もっともっと戦わないといけない」と悔いたように、この日の反省を次回の活動に生かさなければならない。

(取材・文 折戸岳彦)
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