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ドゥトラの値千金の同点ゴールで連敗ストップ!清水は残留確定できずも大きな勝ち点1

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清水は大分とドロー決着

[11.23 J1第32節 清水1-1大分 アイスタ]

 J1リーグ第32節が23日に行われ、IAIスタジアム日本平では15位清水エスパルスと7位大分トリニータが激突。1-1で引き分けに終わった。

 4連敗中の清水は、今節で勝てば他会場の結果次第で残留が決まる。10日の仙台戦(0-2)から3人を入れかえ、出場停止明けのDFファン・ソッコ、MFヘナト・アウグスト、FW中村慶太らが先発に名を連ねた。大分は10日のG大阪戦(2-1)と同じ11人を起用。今月、A代表に初招集されたFWオナイウ阿道らが先発に入った。

 試合は立ち上がりから清水がファン・ソッコ、中村と積極的にシュートを打ち込み、残留決定に向けて強い気持ちを示す。前半19分、PA左深くからMF西澤健太がマイナスに折り返し、FWドウグラスが左足ダイレクトシュート。相手DFの対応に遭い、こぼれたボールをDF松原后が左足で押し込んだ。しかし、ドウグラスに反則があったとして得点は認められなかった。

 さらに清水は前半38分、鋭い縦パスを受けたMF金子翔太がワンタッチで前を向き、ペナルティーアーク右脇から思い切りよく右足を一閃。低い弾道のシュートはわずかにゴール左に外れる。チャンスを作りながらもゴールネットを揺らせずにいると、前半終了間際に先制点を許してしまう。

 大分は前半45分、右サイドのMF松本怜が前線へ浮き球パスを送り、オナイウがヒールで後方に落とすと、FW三平和司がゴール前へ斜めにパスを供給。これをFW小塚和季がスルーすると、後方から勢いよく走りこんだMF田中達也が右足で流し込み、1点リードで前半を終えた。

 後半立ち上がりから果敢にゴールに迫り、前に出ていた清水に対し、大分は9分に自陣からDF三竿雄斗が前線へロングパス。これに反応したオナイウが裏へ抜け出してPA左に進入し、左足を振り抜く。GK大久保択生に防がれたボールに再びオナイウが反応するも、再びGK大久保に防がれてしまう。

 なおも攻め込む大分。後半16分、小塚からパスを受けた三竿がPA左角あたりからクロスを送り、ゴール前にフリーとなっていた三平がヘディングシュートを放つ。しかし、惜しくもクロスバー上に外れてしまい、追加点とはならず。24分には三平を下げて、MF高山薫を送り込んだ。

 まずは追いつきたい清水は後半29分、西澤に代えてMF楠神順平を送り込む。33分、PA中央でくさびのパスを受けたドウグラスがゴールを背に粘り、こぼれたボールを松原が後方に落とし、ドウグラスがダイレクトで左足を振り抜く。決定機だったが、わずかに枠を外れ、背番号49は悔しさを露わにした。

 それでも清水は後半43分、右サイドのFKから楠神が入れたクロスは味方に合わなかったが、こぼれ球に反応したドウグラスがバイシクルシュートを放つと、これをFWジュニオール・ドゥトラが頭で合わせ、同点ゴール。試合はそのままタイムアップを迎え、清水は残り2試合で残留を決めることができなかったが、貴重な勝ち点1を獲得した。

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