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[MOM654]桐蔭横浜大MFイサカ・ゼイン(4年)_進化を示した1年、最終戦で逆転アシスト王獲得

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川崎フロンターレ内定トリオ

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.24 関東大学L1部第22節 明治大2-2桐蔭横浜大 味フィ西]

 最後にしっかりと差し切った。最終戦を前にトップと1アシスト差としていた桐蔭横浜大のMFイサカ・ゼイン(4年=桐光学園高/川崎F内定)が3アシストを積み上げて通算9アシストとし、単独でアシスト王に輝いた。

 前半からエンジン全開。31分にFW松本幹太に合わせたクロスはわずかに枠を捉えることはなかったが、後半開始1分のMF鳥海芳樹(3年=桐光学園高)の得点で1アシストを記録。そして同13分にはFW下村司(4年=市立船橋高)のゴールをアシストし、“ノルマの2ゴール”をしっかりと積み上げた。

 今年4月に川崎フロンターレへの入団内定を発表。自覚が芽生えたのか、リーグ戦では圧倒的なパフォーマンスを見せるようになった。結果としても得点は2桁の10ゴール。アシストは9とチームの躍進に貢献したことは言うまでもない。

「アシスト王は最初から目標にしていました。でも川崎に内定したことで就職を目指したプレーじゃなくて、チームの結果に専念できるようになった。ここで数字のことは意識していましたし、ゴールもアシストも取ってチームを上位に上げたいという意識は川崎に決まってから高まったと思います」

 表彰式では来年チームメイトになる順大FW旗手怜央、筑波大MF三笘薫と大学最後となる3ショットを披露した。ただリーグの戦いは終えたが、プロ入りを前に大学で最後の大仕事、初のインカレ出場が待っている。「日本一を本気で目指しています」。まずは初戦と冷静さも忘れていないイサカ擁する桐蔭横浜大が、今年の冬に舞台を熱くする。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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