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1年でのJ1復帰で9年前の再現なるか…ネルシーニョ監督「レイソルに関わるすべての人間は大きい夢を持つべき」

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”優勝請負人”がミッションを完遂した

[11.24 J2第42節 柏13-1京都 三協F柏]

 3度目のJ2シーズンを終え、柏レイソルは1年でのJ1復帰を決めた。

 2017シーズンのJ1を4位で終えた柏だったが、翌シーズンは予想もしない結末が待っていた。AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)では4度目の挑戦にして初のグループリーグ敗退。2度の監督交代に見舞われても低迷から脱出できず、リーグ17位でJ2降格の憂き目にあった。

 クラブ再建に向けてクラブが白羽の矢を立てたのが、ネルシーニョ監督の再招聘だった。かつて2009年の途中から柏の指揮を執ったネルシーニョ監督は、同年のJ2降格は避けられなかったものの、2010年にJ2を制覇すると、昇格1年目にJ1優勝という偉業を達成。2012シーズンに天皇杯、2013シーズンにヤマザキナビスコ杯(現ルヴァン杯)優勝、ACLベスト4と柏の黄金期を築いた。

 そして、2度目の指揮となった2019シーズン。他クラブが対柏に力を注ぐ中、勝ち点85でJ2優勝とJ1昇格という目標を見事に達成した。リーグ最多得点(85得点)にリーグ最少失点(33失点)。2度の連敗に5戦勝ちなし、終盤には上位陣との対決で星を落とすなど、勝ち点に恵まれない時もあったが、大きく崩れることはなかった。

 今シーズンのスローガンは、ネルシーニョ前体制の最終年となった2014シーズン以来となる「VITORIA」。ポルトガル語で「勝利」を意味する言葉だ。2014年当時、主将のMF大谷秀和は「勝負に対する姿勢はこだわりの強い監督ですね。勝つために選手たちがしないといけないことは口うるさく言われました。そこはチームにすごく植えつけられた部分」と指揮官を評していた。

 5年経ってもそれは変わらないことは「優勝を決めた後の試合だからこそ、大事だというのは(ネルシーニョ)監督も言ってました」という京都戦後の大谷の言葉からもわかる。前体制を知らない選手たちも、ネルシーニョ監督の勝利に対する厳しさを感じているようだった。それがこの日の大勝のひとつの要因になったはずだ。

 京都戦を終え、来季への展望をネルシーニョ監督はこう明かした。「レイソルに関わるすべての人間は大きい夢を持つべきだと思うんですね。J1復帰してタイトル(J2優勝)を獲得した。次の瞬間に自分の頭にあるのは、来年いかにJ1でタイトルを懸けて戦えるだけのチーム作りができるか。そのプロジェクトはすでに始まっています。いま終わったばかりですけど、まずはしっかりと休んでから来年に向けていい準備をしたい」。

(取材・文 奥山典幸)

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