ヴィッセル神戸は7日、J1リーグ最終節でジュビロ磐田をホームに迎え、4-1で勝利した。試合後、今季限りで現役引退する元スペイン代表FWダビド・ビジャのセレモニーが開催された。

　磐田戦で先発したビジャは、後半30分にPKを決めて決勝点をマーク。試合後のセレモニーでは、キャリアで共にプレーしたチームメイトらのメッセージ動画が流された。

　メッセージには、バルセロナやバレンシア、アトレティコ・マドリー、スペイン代表などで共にプレーした選手らが登場。シャビ・エルナンデスやイケル・カシージャス、ラウル・ゴンサレス、セスク・ファブレガス、セルヒオ・ブスケツ、ペドロ・ロドリゲス、フアン・マタ、コケ、ホアキン・サンチェス、ホセ・マヌエル・レイナといった大物ら多数のメッセージ動画を観客は息をのんで見守った。

　そのほかにも、バレンシア時代に共闘したウナイ・エメリ氏やニューヨーク・シティ時代の同僚であるアンドレア・ピルロ、テニスプレーヤーのラファエル・ナダルらもビジャとの思い出や労いの言葉を口にした。

　そして、バルセロナと神戸、スペイン代表で長らく共に戦ったMFアンドレス・イニエスタは、ビジャに関して、「今日はみんなにとって特別な日です。多くの言葉をかけてきましたが、選手やスタッフ、ファンの皆さんみんなにとって、間違いないことがあります。このクラブで世界最高のストライカーの一人がプレーしたということを誇りに思う日がきます」と、熱のこもった口調で話し、ビジャへのリスペクトを示した。

　神戸はこの後、イニエスタが「このクラブの歴史上最も大事な2試合」、そしてビジャも「選手としての最後の夢」と話した天皇杯優勝に向けた準決勝が控えている。21日に行われる準決勝では、清水エスパルスと対戦し、2020年1月1日に開催される決勝への切符を掴みにいく。

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