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[MOM667]大阪体育大FW林大地(4年)_鳥栖内定FWが2得点、大学で培った「競り」の技

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大阪体育大FW林大地(4年)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]

[12.14 インカレ2回戦 IPU・環太平洋大1-2大阪体育大 AGF]

 大阪体育大のエースFW林大地(4年=履正社高/鳥栖内定)は2得点。初戦ながらもしっかりと結果を示し、チームの勝利に貢献してみせた。

 最前線に張る林は前半20分に均衡を破る。PA右外のMF西田恵(4年=関大北陽高/金沢内定)からパスを受けると、相手DFを体で背負いながら一瞬でターン。PA右から渾身の右足シュートを放ち、ゴール左サイドネットに突き刺した。

 先制した大体大だが、その後は膠着状態に。西田を始め、チャンスをつくるが「そこから外しすぎた」(林)と決め切れない場面も目立つ。すると後半36分に待望の追加点。FWアフラギ・マハディ(4年=清明学院高)のパスを受けた右サイドの西田から高めのクロス。「(直前の)1発目はしょぼいヘディングでしたので。また(西田)メグがボールを出してくれた」という絶好機を頭でしっかりと仕留めた。

 この試合での林のシュートは8本。「満足はしていないです。記事や速報を見た人は『2点決めてる』って思うんですけど、サッカーしている人が見たらもっと決められたって言われると思います」。初戦での固さがあったとはいえ、数字よりも自身の内容には不満を覚えている。

 2得点という結果を残した林だが、ボールを収めるシーンでも会場にどよめきを起こした。先制時もPA右で相手DFを背負いながらパスを収め、華麗にターンを決めた。「相手を背中で感じてターンするのが得意なので。自分の背中に入れてターンして抜こうと思っていたので、思い通りにはできた」と手応えを口にする。

 大体大はGK泉森涼太(2年=鹿児島城西高)やMF小塚祐基(3年=帝京長岡高)からのロングパスが多く、それは最前線の林をターゲットにしたものが半分を占めた。前半42分には泉森からのロングフィードを中盤で待ち構えた林。すると背後から環太平洋大の180cmMF森園貴仁(4年=筑紫台高)が迫るが、178cmの林はいったん背中で森園の勢いを相殺しながら、ボールを優しく胸トラップ。まったく影響なく次のプレーに移っていった。

 要所で目立ったボールを収めるプレー。林は大体大特有の練習法「競り」を語る。「1年生のときに坂本先生(元総監督)にしっかり教わって、元太さん(松尾現監督)に代わってからも相手と接触しながらボールを失わない練習はしていました。少しできるようになってから、色んな人に体強くなった、収まるようになったって言われるようになって。ボールなしでも体だけぶつけたり。ボールをつけてやったり。武術とかそんな感じのイメージでやれって言われています。それで色んなプレーの範囲が広がりました」。

 来季からは鳥栖に加入するが、特別指定選手としてすでにJ1第22節・C大阪戦(○2-1)でデビュー済み。その時間はたった16分。しかしFWフェルナンド・トーレスに代わって出場すると、0-1で迎えた後半43分、CKから頭で合わせてゴールに叩き込んだ。試合はその後FW豊田陽平がゴールを挙げ、勝利している。「大卒は即戦力なんで。遠慮する気もないし、うるさいくらいパス出せって言うようにしています。そういうがむしゃらな奴こそ認めてくれる」。意識はすでにJリーガーになっている。

 思いは再び大学最後の舞台インカレへ。「決めるのが僕の責任。味方が持ってきてくれたことに対して決め切る責任感をもっと持っていかないとダメだなと思います。最後は自分がしっかり決めて、次も勝ちたいです」と強く語る。勝ち上がりたい理由のひとつにはE-1選手権に参加中の日本代表MF田中駿汰(4年=履正社高/札幌内定)の存在。大体大が準決勝まで勝ち残れば、田中はインカレ出場の望みが見えてくる。「駿汰が帰ってくる舞台を自分たちで作って、ひとつずつ勝てればなと思います」。仲間とともに最高のラストを飾るため、関西王者のストライカーが全国の舞台で牙を剥く。

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(取材・文 石川祐介)

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