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シティ、10人で2点先行も逆転負け…ペップは優勝争いに「答えはいつも同じ」

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逆転負けを悔やむジョゼップ・グアルディオラ監督

[12.27 プレミアリーグ第19節 ウォルバーハンプトン3-2マンチェスター・C]

 プレミアリーグ第19節が27日に行われ、3位マンチェスター・シティは敵地で8位ウォルバーハンプトンに2-3で逆転負けを喫した。

 勝てば2位浮上だったシティは、前節レスター・シティ戦(○3-1)から先発2人を変更。FWガブリエル・ジェズスとMFイルカイ・ギュンドアンに代え、FWセルヒオ・アグエロとMFロドリを起用した。対するウォルバーハンプトンのスタメン変更はなし。3試合ぶりに勝利を収めた前節ノリッジ戦(○2-1)と同じ11人でスタートした。

 公式戦4連勝中と勢いに乗るシティだったが、前半11分にアクシデント。ウォルバーハンプトンFWディオゴ・ジョッタがロングボールに反応して一発で抜け出すと、PA外に飛び出したGKエデルソンが倒し、レッドカードを受ける。シティは同14分に先発復帰のアグエロを下げ、GKクラウディオ・ブラボを緊急投入した。

 シティは数的不利の中、前半21分にMFリヤド・マフレズがPA内左で相手に倒され、PKを獲得する。同24分、キッカーを務めたFWラヒーム・スターリングのシュートはGKに止められるも、キックの前にPA内へ入っていた選手がいたとして蹴り直しに。同25分にスターリングが1回目と同じゴール左へシュートを放つと、再びGKに阻まれるが、跳ね返りを自ら右足で流し込み、先制点をマークした。

 後半5分にはMFケビン・デ・ブライネの絶妙なスルーパスでスターリングが抜け出し、GKとの1対1から右足のループシュートを決める。1人少ない状況ながら2点のリードを奪ったシティだったが、ここから悪夢が待っていた。

 後半10分、ウォルバーハンプトンのショートカウンターからFWアダマ・トラオレがミドルシュートを突き刺し、1点を返す。同37分には右サイドのゴールライン際でシティDFバンジャマン・メンディからボールを奪ったトラオレがラストパスを送り、FWラウール・ヒメネスが左足でプッシュ。そして同45分、DFマット・ドハーティがヒメネスとのパス交換から左足でシュートを決め、逆転ゴールを挙げた。

 シティは2-0からゲームをひっくり返され、リーグ戦3試合ぶりの黒星。前日に首位リバプールが勝利を収めていたため、勝ち点差は14に拡大した。一方、ウォルバーハンプトンは11月以来の連勝を飾り、5位に順位を上げている。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後、クラブ公式サイトを通じて「長い間、(リバプールと)大きな差が開いている。タイトルレースについて考えることは現実的ではない。ずっとこの質問をされてきたが、答えは同じだ」と語り、「10人対11人で80分間を戦うのは非常に厳しい。リードを守ることができなかった」と、早い時間帯での退場を悔やんだ。

 次節は中1日で29日に開催され、ホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。グアルディオラ監督は「次のゲームを考え、勝つことを考えなければならない。それ(リバプールに追いつくこと)について考えるのは非現実的だ。48時間後には次のゲームがやってくる。私たちは2日以内に次のゲームがあるので、精神的に強くなければならない」と切り替えた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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