beacon

神戸U-15FW冨永虹七も5ゴールで得点王! 準決勝まで4戦連発の決定力

このエントリーをはてなブックマークに追加

ヴィッセル神戸U-15FW冨永虹七が大会得点王に輝いた

 高円宮杯JFA第31回全日本U-15サッカー選手権大会の決勝が28日に行われ、大会得点王が決定した。準決勝で惜しくも敗退したヴィッセル神戸U-15のFW冨永虹七(3年)が大会5ゴールで得点王に輝いた。G大阪JYのFW南野遥海(3年)が決勝で5点目をマークし、単独受賞とはならなかったが、出場全4試合連発で5ゴールを挙げる決定力を示した。

 175cmの冨永は前線で起点となり、背後への抜け出しでチャンスをつくれば、ストライカーらしくゴール前のこぼれ球を仕留めた。中学3年間はシュートスピードの向上を意識して練習を積み、「インスイングで速いシュートを打てるようになった」。努力は実を結び、中学年代最後の大会にその名を刻んだ。

 虹七(にいな)という名前は「僕が生まれた時に、珍しい“丸い虹”が出ていた」という由来から名付けられた。小学生時代はセンアーノ神戸ジュニアに所属し、全国優勝を経験したレギュラーの一人。同じくセンアーノ出身のG大阪JYボランチMF小幡季生(3年)との決勝対決は実現しなかったが、同期に想いを託した。

 神戸U-15は今年、関西リーグを2年ぶりに制覇すると、高円宮杯で5大会ぶりとなる4強入りと躍進した。3年生は明るく、賑やかで「仲が良い」(冨永)。岡本歴大監督は「団結力のある学年。強い・うまいというより、まとまりがあるいいチームだった」と頷いた。多くの主力がユースに昇格し、“バルサ化”を成熟させる。ともに涙した仲間とともに、次のステージでリベンジを果たす。

(取材・文 佐藤亜希子)

●高円宮杯第31回全日本U-15選手権特設ページ

TOP