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山田直輝が浦和に別れ…湘南への完全移籍が決定「17年間、本当にお世話になりました」

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山田直輝がレンタル中の湘南に完全移籍

 湘南ベルマーレは31日、浦和レッズより期限付き移籍していたMF山田直輝(29)が2020シーズンより完全移籍加入することを発表した。

 浦和下部組織育ちの山田は、2015年から期間延長も含めて計3年間、期限付き移籍で湘南でプレー。2018年には浦和に復帰を果たしたが、今年7月から再び湘南に期限付き移籍していた。

 今季、湘南でリーグ戦9試合1得点を記録した山田は、クラブ公式サイトを通じて「新加入選手にはなりますが、もう3年半共に戦ってきたチームであり、僕がやらなければいけないことは理解しているつもりです。多くを語るよりピッチやピッチ外で示していくつもりです。そして湘南を象徴する選手になれるように、日々全力を尽くします。そして、三度プレーする場を与えてもらったベルマーレに感謝の気持ちを忘れず、たくさんの勝利のダンスで恩返ししたいと思います」と来季へ意気込みを語った。

 また、プロ生活をスタートさせた古巣・浦和を通じては「2020シーズンから湘南ベルマーレに完全移籍することになりました。ジュニアユースのころから17年間、本当にお世話になりました」と退団をファンに報告。これまでの感謝の思いを述べた。

「僕は5歳のころから浦和レッズの大ファンでした。駒場スタジアムに足を運び、赤いユニフォームを着た選手たちが照明に照らされて躍動している姿は、今も脳裏から離れません。いつしかそのユニフォームを着るのが、僕の夢になっていました。そのときから僕の生活には浦和レッズがあるのが当たり前でした。そんな浦和育ちであり、浦和のサポーター上がりの僕を多くの方が応援し、我が子のように見守ってくれているのは身に刺さるほど感じていました。本当に感謝しかありません。それと同時にその期待に応えられず恩返しできず、本当に申し訳なく思います」

「浦和レッズの選手として埼玉スタジアムで試合に出られるのが僕のサッカー人生として一番の幸せであるという考えは正直今でも何も変わりません。ですが、サッカー選手としてピッチでプレーをし、元気な姿を見せるのが、今まで応援していただいた方への恩返しになり、またサッカー選手である姿を見せなければいけない人たちのために、僕にプレーする場所を与えてくれた湘南ベルマーレで全力でプレーします。黄緑色のユニフォームを着た僕を応援してほしいとは言いませんが、その姿をみて、元気にしているなと思ってもらえたら嬉しいです」

「最後になりますが、スタッフ、クラブ、選手のみなさま、こんな未熟な僕をいつも温かく迎え、指導していただきありがとうございました。17年間、本当にお世話になりました」

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