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長崎総科大附は土壇場逆転負け…先制点のFW千葉翼「3年間の練習が全然足りなかった」

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シュートを狙う長崎総合科学大附のFW千葉翼(写真協力=高校サッカー年鑑)

[12.31 選手権1回戦 丸岡高 3-2 長崎総合科学大附高 駒沢]

 長崎総合科学大附高(長崎)は2度のリードを守り切れず、逆転負けで初戦敗退に終わった。前半8分に相手のミスを突いたFW千葉翼(3年)が先制点。同36分にFKから同点に追いつかれるも、後半28分にMF鶴田快聖(3年)の左CKからMF別府史雅(1年)がヘディングで勝ち越しゴールを奪った。

 ところが、後半36分、39分に連続失点。2-3と逆転を許すと、最後はGK梶原駿哉(2年)もセットプレーのチャンスでゴール前に上がるも追いつくことはできなかった。持ち前の走力でも丸岡に競り負け、千葉は「どんどん走るのが小嶺(忠敏監督)さんのサッカー。3年間の練習が全然足りなかったと実感した」と唇を噛む。

 新人戦、総体予選といずれも準々決勝で敗退。そこから小嶺監督の「考え方が甘い。その改善に時間がかかった」という粘り強い指導で徐々に戦えるチームへと成長し、4年連続となる全国選手権の舞台までたどり着いた。

 この日のスタメンのうち1年生の別府のほか、2年生はGK梶原、FW岩永空潤(2年)、FW国吉シントク(2年)、MF藤田和也(2年)の4人を数える。千葉は「来年はいいチームになると思う。この大会を経験した選手が引っ張って、総附の歴史をどんどん変えていってほしい」と後輩たちにエールを送った。

(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2019

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