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3戦5発で得点ランクトップも…Jクラブのオファー待つ四中工MF森は「まだまだ足りない」

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この日も2ゴールで3戦5発とした四日市中央工MF森夢真

[1.3 選手権3回戦 四日市中央工高 3-3(PK4-3)日章学園高 フクアリ]

 3回戦終了時点で得点ランキング単独トップに立った。四日市中央工高(三重)のMF森夢真主将(3年)は2ゴール。1回戦の日大明誠戦(○3-1)で2得点、2回戦の松本国際戦(○2-1)でも1得点を挙げており、3戦連発の計5得点となった。

 相手のミスを突いた。前半11分、前線からハイプレスをかけ、相手DFのクリアが森に当たって跳ね返ると、フワリと浮き上がったボールがGKの頭上を越え、ゴールネットに吸い込まれた。

「あれはラッキーだった。DFのクリアが自分の足に当たって入った。あそこにプレッシャーに行けたことは良かった」。1-2と逆転を許したあとの後半13分には森の右CKからMF宮木優一(2年)がヘディングで同点ゴール。さらに直後の16分、相手のハンドで得たPKを森がしっかりゴール右に決め、3-2と再逆転に成功した。

 縦関係の2トップを組むトップ下で先発し、後半途中から左サイドにポジションを移した背番号10の2ゴール1アシスト。3-3で突入したPK戦では1人目のキッカーを務め、ここでもゴール右隅に蹴り込んだ。

 日章学園は後半終了間際にGKを交代し、2回戦の市立船橋戦でPK戦勝利の立役者となったGK清原寛斗(2年)を投入していた。「PK戦用のGKは嫌ですね」と森は率直に認める。それでも「とにかく楽しもうと。みんなで声をかけ合いながらやった」とプレッシャーに打ち勝った。

 3戦5発の森はここまで4ゴールのFW晴山岬(帝京長岡)、MF小山尚紀(静岡学園)らを押さえ、得点ランキングトップに立っている。それでも「まだまだ足りないですね。もっと決めたい」と貪欲に話すのは、今大会が“就活の場”でもあるからだ。卒業後の進路を「プロ1本に絞ってやってきた」という森は、もしこのままプロクラブからオファーがなければ「サッカーを辞めようかなと。それぐらいの覚悟で大会に臨んでいる」と言い切る。

「5点取って、周りから注目されているけど、満足はしていない。もっと決めたい」。自分のゴールで四中工を日本一へと導くことで、Jクラブのスカウトを振り向かせる決意だ。

(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2019

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