beacon

巻誠一郎が豪華顔ぶれで引退試合、「サッカーは素晴らしいもので、ボール一つでいろんな方々と繋がれます」

このエントリーをはてなブックマークに追加

巻誠一郎氏が引退試合を行った

 元日本代表の巻誠一郎氏の引退試合が13日、ロアッソ熊本の本拠地であるえがお健康スタジアムで行われた。

 岡田武史氏や原博実氏が指揮を執り、巻フレンズチーム対元日本代表ドリームチームで試合は行われた。巻フレンズチームには深井正樹氏や羽生直剛氏、佐藤勇人氏といったメンバーが名を連ねる。一方、元日本代表ドリームチームには久保竜彦氏や石川直宏氏、楢崎正剛氏、小笠原満男氏、稲本潤一氏といった顔ぶれに加え、ナオト・インティライミもプレーをした。試合は元日本代表ドリームチームが8-7で勝利している。

 5得点で引退試合を飾った巻は試合後のセレモニーでスピーチを行った。

「今日は僕の引退試合に、1万人を超えるたくさんの方々に集まっていただきまして、本当にありがとうございます。そしてこの場にお集まりいただいた選手のみなさんも本当にありがとうございました」

「ピッチの中でプレーしていて、こんなにすごい選手のみなさんとプレーしていたんだな、と僕自身見入ってしまいました。この熊本という地で最後スパイクを脱げることを誇りに思いますし、熊本のみなさん、そして全国のサッカーを愛するみなさんに育てていただきました」

「これからはサッカーというフィルターを外して、社会に出ていきたいと思います。ただ僕自身、サッカーを通して巻誠一郎という人間を形成しました。ですので社会に出てもサッカーで培ってきたこと、多くのみなさんに支えられたことはこれからも心に留めて、新しいチャレンジをスタートしたいと思います」

「サッカーは素晴らしいもので、ボール一つでいろんな方々と繋がれます。サッカーボール一つで、言葉を交わさなくても心が通じあえます。これからはサッカーボールはないですけども、心の中でボールを蹴りながら、みなさんとコミュニケーションをとり、第二の人生を歩みたいと思います」

「この引退試合は僕自身でプロデュースして、みなさんに感謝の気持ちを伝えるための引退試合としてやりました。それを通して感じたのは、多くの方々に支えられ、そして多くの方々に助けてもらい今までプレーしてきたんだなということ。これからはみなさんを支えられるような、そんな社会人になりたいと思います」

「これからも巻誠一郎をよろしくお願いします」

TOP