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横浜FC下平監督があげた唯一の収穫…大卒ルーキー瀬古樹が堂々デビュー「ここがスタートライン」

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MF瀬古樹が堂々としたデビューを飾った

[2.16 ルヴァン杯C組第1節 横浜FC0-2広島 ニッパツ]

 J1昇格により13年ぶりのルヴァン杯参戦となる横浜FCだが、初陣は黒星となった。下平隆宏監督は「なかなか自分たちでペースが握れなかった。2点目のミスが痛く、そこから自信をなくしてしまった」と無念の表情で振り返った。

 そんな中で指揮官は、「個人的には一番の収穫でした」と一人の選手の名前を挙げた。ルーキーのMF瀬古樹だ。昨年、大学サッカーでタイトルを独占した明治大の中心選手で、プロ初戦となったこの日は先発メンバーに名を連ねた。

 チームは敗れはしたものの、デビュー戦とは思えぬ落ち着きでチームを統率。ボランチでコンビを組むMF手塚康平とのバランスを意識しながらのプレーとなったが、放ったシュートはチーム最多の3本。FW一美和成とコミュニケーションを取った直後にスルーパスを通すなど、攻守に躍動した。

「初めての舞台なので様子をみながらだったけど、悪くはなかったかなと思います。でもここで満足ではなくスタートライン。もっとチームに貢献できるように、必要とされる存在になっていかないといけないなと思います」

 瀬古も自身のプレーについては手ごたえを感じた様子。ただプロの舞台は何より結果が伴わないといけない。クレバーな大卒ルーキーの奮闘は始まったばかりだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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