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[新人戦]大津は攻守に強さ示して4発決勝進出。先輩や“宿敵”から学んだ元気、迫力も強みに:九州

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前半22分、大津高FW宮原愛輝が右足PKを決めて2-1

[2.17 九州高校(U-17)大会準決勝 大津高 4-1 日章学園高 福岡フットボールセンター]

 先輩や“宿敵”から学んだ迫力も強みに決勝進出! 第41回九州高校(U-17)サッカー大会(新人戦)は17日午後、準決勝を行い、大津高(熊本1)が日章学園高(宮崎2)に4-1で快勝。大津は18日の決勝で九州国際大付高(福岡1)と対戦する。

 先制したのは日章学園だった。前半8分、左サイドからドリブルで切れ込んだMF日吉悠真(2年)が右足シュート。これがDFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。対する大津はポゼッションから、2シャドーのFW半代将都主将(2年)とFW宮原愛輝(2年)、そして最前線のFW坂本充(2年)の3人がコンビネーションや個の力でゴールへ迫る。

 日章学園はゴール前の際のところでCB古賀照也主将(2年)が好守を連発。だが、日章学園は大津にボールを握られる中、全体的に前に出ることができず、押し込まれてしまう。16分、大津は右クロスの小さなクリアを拾った左MF大島清(2年)が絶妙なクロスボール。これに大外で反応した半代が頭でゴールへ押し込んだ。

 大津はさらに22分、MF森田大智(1年)、右MF杉山佳宏(2年)との連係から坂本が右サイドを抜け出す。そして、ファウルで倒されてPKを獲得。これを宮原が右足で決めて逆転した。

 日章学園は後方からボールを動かすものの、なかなかアタッキングゾーンに潜り込むことができない。大津は中盤守備でとても利いていたMF藤井瑛斗(2年)をはじめ、本多陸也(2年) 、猪谷匠(2年) 、金子遼太郎(2年) の3バックの選手たちがボールを奪い取るなど、相手に攻め切ることを許さなかった。

 大津は後半19分、坂本が獲得したPKを宮原が狙うが、シュートは日章学園GK清原寛斗(2年)がストップ。日章学園は守護神のビッグプレーで食い下がったが、大津は26分に宮原が右足シュートを叩き込む。さらにアディショナルタイムにも大島の左クロスを坂本がゴールへ沈め、4-1で勝利した。

 対戦した日章学園の早稲田一男監督が「大津は力ありますね」と認めたように、大津は攻守で力を見せつけて逆転勝ち。プレーももちろんだが、驚くような元気の良さが印象的だった。

 僅差で迎えた後半には日章学園の選手がCKをミスすると、相手を飲み込むような声。ゴールが決まれば、全力で喜び合っていた。彼らは結果を残しているチームから良い部分を取り入れている。

 影響を受けたのは、昨年のプレミアリーグチャンピオン・青森山田高(青森)だ。大津は一昨年度の選手権3回戦で青森山田に0-3で敗れ、昨年のインターハイ2回戦でも0-1で敗れている。いずれも実力はほぼ互角。だが、勝ったのは青森山田だった。

 半代は「『山田と大津の違いって何だろう』と考えた時に、プレーの技術云々よりも気迫の部分で負けたんじゃないかという反省があるので、それを活かしています。良いところは取り入れながら真似している」と説明する。青森山田はウォーミングアップから大津の方に向かって声。試合前、そして試合中も迫力で自分たちを飲み込みに来ていた。

 大津は今年、その迫力の部分をトレーニングから意識。藤井は「インターハイとか山田の迫力を受けて、クールにやるのも良いと思うんですけれども、もっと迫力があった方がチームも活性化すると思うし、練習からしっかりと声を出すことを意識しています」と語った。

 古閑健士監督は「(昨年の代も)気持ちを全面に出していた。それを受け継いで行こうと。(今年も)全体的に明るくて元気」という。新生・大津は先輩や“宿敵”から学んだ部分を表現。プレミアリーグやインターハイ、選手権で勝つチームになるために、良いと感じて取り入れていることを結果に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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