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オナイウ&仲川が揃って2ゴール!! アジアでも強い横浜FM、豪州王者破ってACL開幕2連勝

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先制点を含む2ゴールを奪った横浜F・マリノスFWオナイウ阿道

[2.19 ACL第2節 横浜FM4-0シドニーFC 横浜国]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は19日、グループリーグ第2節を各地で行い、昨季Jリーグ王者の横浜F・マリノスシドニーFC(豪州)を4-0で破った。新戦力のFWオナイウ阿道と昨季Jリーグ得点王のFW仲川輝人がそれぞれ2ゴール。貫いてきた超攻撃的なスタイルがアジアの舞台でも輝きを放ち、開幕2連勝を果たした。

 敵地で迎えたグループリーグ開幕節は韓国代表の全北現代(韓国)に2-1で勝利。ホーム初陣となる第2戦は豪州王者のシドニーFCを迎え撃った。開幕節からは先発1人を変更。負傷中のDF畠中槙之輔がメンバー外となり、DF伊藤槙人がACLデビューを果たした。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は横浜FMが一方的に支配した。序盤から左サイドバックのタイ代表DFティーラトンが積極的に攻撃を組み立て、前半6分にはMF扇原貴宏のボレーシュートが相手守備陣を強襲。そして13分、右サイドからカットインした仲川のパスをMF喜田拓也がワンタッチで縦につけると、巧みに受けて右足を振り抜いたオナイウのシュートがネットを揺らし、早くも先制に成功した。

 その後も横浜FMは攻勢を緩めず、ボールを失っても即座に奪い返してハーフコートゲームを展開した。すると前半31分、DFチアゴ・マルチンスの縦パスをオナイウがスルーし、抜け出した仲川のループシュートが決まって追加点。さらに33分、ティーラトンの斜めの縦パスがゴール前の仲川に収まり、左足シュートで3点目を奪った。オナイウは移籍後初ゴール、昨季Jリーグ得点王の仲川はACL初ゴールからの2得点。横浜FMが3-0でリードして前半を終えた。

 後半も立ち上がりこそシドニーFCの布陣に押し込まれる時間帯があったものの、後半6分にカウンターからスコアを動かした。まずはDF松原健のサイドチェンジが左サイド深くに通り、FW遠藤渓太がドリブル突破。カットインからシュートを打つと見せかけてマルコスにヒールで落とすと、マルコスのクロスをオナイウがワンタッチで押し込んだ。

 後半9分、横浜FMは伊藤のハンドで与えたFKからピンチを迎え、MFアレクサンダー・バウムヨハンのヘッドがゴール前を襲うも、ここは徳島から新加入のGK梶川裕嗣がビッグセーブ。外国籍選手枠の関係でメンバーを外れているGK朴一圭に代わり、ACLのゴールマウスを任されている新守護神が好プレーを見せた。

 横浜FMは後半19分、浮き球のパスで最終ライン裏を破られ大ピンチを招いたが、ここは松原がうまく対応して失点には至らず。アンジェ・ポステコグルー監督はすかさず動き、後半21分に2枚替え。喜田とマルコスを下げてDF和田拓也とFW大津祐樹を投入した。指揮官は30分にも仲川を下げてMF水沼宏太を起用し、主力の負荷軽減と新戦力のテストを実施した。

 後半終了間際には不安定さを見せた最終ラインを破られ、大ピンチもあったが梶川が阻止。そのまま試合を締め切り、昨季のJリーグ王者がグループリーグ突破へ盤石な戦いぶりを見せた。横浜FMは3月に予定されている次節、上海上港(中国)とのアウェーゲームが新型コロナウイルス流行の影響で延期になったため、4月8日の第4節でホームに上海上港を迎える。

(取材・文 竹内達也)
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