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[新人戦]飯塚は初の九州大会で8強。ブレイクの快足FW赤嶺「特長活かして、もっと点を獲れるように」

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飯塚高FW赤嶺泰地は左サイドからの仕掛けで存在感を放った

 18日まで開催された第41回九州高校(U-17)サッカー大会(新人戦)で特に名を上げた選手は、飯塚高(福岡)のFW赤嶺泰地(2年)ではないだろうか。

 チームは初出場で準々決勝進出。その中で赤嶺は、すでにJクラブへ練習参加しているCB川前陽斗(2年)や今大会で九州トップクラスの実力を証明したMF野見山楽斗主将(2年)、右SB黒木翔海也(2年)といった主力選手たちとともに飯塚を牽引した。

 赤嶺は昨秋、足の指を骨折していた影響でCチームにいた。その無名のFWが、最高速度33.7km/hの快足を武器に左サイドで存在感。DFを置き去りにするようなスピードと体幹の強さを印象づけ、複数のJクラブスカウトが興味を示していた。

 準々決勝ではプレミアリーグ勢の大津高(熊本)に0-1で惜敗。「ヤバいというほど(の相手)ではなかった」と振り返る赤嶺は、ドリブル突破にチャレンジしていた。だが、得点をもたらすことはできず。「(大津は)カバーリングとかも相手凄かったし、足りなかった部分も多かった」と優勝校の力を認めていた。

 赤嶺は「継続するのは得意。『マジメすぎる』『もっとガツガツ行け』とよく言われます」というメンタリティーの持ち主。下級生時はAチームに上っても全く定着できなかったというが、恩師・中辻喜敬監督も「マジメ。どんどん吸収している。どんどん伸びて来ている」と評するFWは、継続してきた努力の成果を少しずつ発揮し、注目される存在になって来ている。九州大会で全国レベルの強豪と対峙したことでさらなる進化も期待できそうだ。

 目標とする姿は「特長活かして、もっと点を獲れるようになりたいです」。飯塚で日常からインテリジェンスの部分を磨き、より自分の特長を結果に結びつけられるようにすること。Jクラブからの興味はすでに本人に伝えられており、「もっと呼ばれたいです。同じチームで、同じ学年の人がそういうところに行っているので、負けたくないと思っています」と力を込めた。

 飯塚はまだ全国大会への出場歴がなく、福岡県リーグ1部に所属。今回、九州大会に初出場したことで多くの才能が見られる機会、個々の可能性を広げる機会となった。そして、中辻監督は「(大津戦で将来のゴールへ向けて)通用するところと通用しないところが分かった」。個人、チームとしても注目の新鋭は全国制覇、その先の世界へ向けてインテリジェンスやテクニックをこだわって磨く。

(取材・文 吉田太郎)

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