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バルセロナ、セティエンが暴言連発の助監督について謝罪「申し訳ない。選手たちとクラブに謝った」

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バルセロナのキケ・セティエン監督

 バルセロナのキケ・セティエン監督が、先のクラシコでのエデル・サラビア助監督の振る舞いについて謝罪をした。

 スペイン『モビスタール・プルス』のテレビカメラは、サラビア助監督が激しい身振り手振りで「決めろよアントワーヌ(・グリエーズマン)、クソが」「あいつはすべきことをしていない、ちくしょうめ」などと話している姿を取り上げ、これがスペイン中で大きな話題に。複数のスペインメディア曰く、バルセロナの選手たちはサラビア助監督がこうした振る舞いを常日頃から見せていることを快く思っておらず、また同クラブの首脳陣が同助監督に自制を促したとの報道も存在した。

 セティエン監督はそうした状況でスペイン『エル・ペリオディコ』とのインタビューに応じ、サラビア助監督の振る舞いが適切なものではなかったとの見解を示している。

「こうした状況について、申し訳なく思っている。まず考えるのはクラブについて、クラブのイメージについてだ。好ましくないイメージであるし、気をつけないといけない。相当な危機感を覚えるテーマで、私にとっても重要なことだ。選手交代やゲームプランが悪かったことで批判を受けることはいい……が、振る舞いによって批判されてはならない」。

「確かに人間性や状況というものについて、理解も示されなくてはならない。全員が同じ人間であるはずなどないのだからね。エデルはとても血気盛んな若者で、私たちにとっては本当に歓迎すべき存在だ。しかし、そうした気性をおさえることだって学ぶ必要がある。以前にも同じようなことがあったために、彼は今そうできるように努力しているところなんだ。(サラビア助監督が熱くなる機会は)減っているが、とにかく好ましくないことだ」。

 その一方で、サラビア助監督のようなリアクションを取るコーチングスタッフは、あらゆるチームで見られるとの意見には、次のように返している。

「ああ、しかし言い訳にはならない。言い訳にならないんだ。エデルはそのテーマを解決しようと試みている。彼はまだ若く、衝動的な若者で、多くのことでポジティブとなる凄まじいエネルギーを有している。しかしながら、私たちは一クラブを代表してベンチにいるのであり、その振る舞いは非の打ち所がないものでなければ。もちろん、ときには頭に血がのぼってしまい、理性を失うことだってあるだろうが、抑えるようにしなければならない」。

 サラビア助監督とは話をしたのだろうか。

「当然、話はした。彼も気にしているよ。こうした状況は軽視できるものではなく、改善しなければならない。彼は解決するために努力しているよ。私たちはこの件について謝罪をした。特に、自分から謝らせてもらった。結局は、私の責任なのだからね。私が、こうしたことをコントールしなければならない」。

「謝罪した対象は選手たち、クラブ幹部のどちらか? 全員、全員だ……ああした振る舞いを見せてはいけない。違う言い方があったはずなんだ。私たちは過ちを犯したのであり、今後起こらないようにしなければならない。適切な形ではなかった」。

 セティエン監督はその一方で、ベンチやピッチで口にされる言葉が、テレビカメラで紹介される文化に対して嫌悪感を示している。

「これがニュースになって、ここまでの騒動に発展してしまうというのは、少し恥ずべきことだ。そう、恥ずべきことだよ。メディアはテレビカメラを、ベンチをずっと観察し続けるために用いている。そうしたことは根絶されるべきだろう。もう、終わらせなくてはいけないもののはずだ。手で口をおさえて、ずっと話し続けることなどできやしない。私には、口をおさえ続ける義務などないんだ。こうしたことが起こるのは、悲しいよ」。

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