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Jリーグ、NPBとも開催先延ばしへ…J村井チェアマン「18日の再開は難しいという認識でいる」

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記者会見を実施

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と日本野球機構(NPB)が協力体制を組んだ『新型コロナウイルス対策会議』は9日、NPB事務局で第2回会議を開いた。終了後、Jリーグの村井満チェアマンらが都内で記者会見を実施。Jリーグは今月18日に再開する予定だったが、専門家3人から「再開時期を延長するのが望ましい」という助言を受けたと述べた。

 会議には村井チェアマン、NPBの斉藤惇コミッショナー、感染症の専門家3人、両団体の幹部らが出席。3日に行われた第1回に続き、今後の公式戦開催に向けた情報共有を行った。第1回では選手や指導陣ら当事者の感染防止がテーマとなったのに対し、第2回では運営事業者やファン・サポーターら観戦者に議論が及んだ。

 会見に出席した村井チェアマンは「18日に控えるJリーグの再開、20日に控えるプロ野球の開幕に際し、(延期の期間を)延長することが望ましいという助言をいただいた。11日が最終答申のタイミングとなるが、中間答申でそうしたコメントをいただいた。今後は野球界、Jリーグが開幕に向けての意思決定を個別に行うが、今日の意見を尊重しながら行っていきたい」と述べ、「個人的には18日の再開は難しいという認識でいる」と再開日を先延ばしする方針を明かした。

 専門家の賀来満夫氏も「あと1週間に迫る開催期間となると、チーム、家族も含めた選手の方々への健康管理体制の構築、観客が入るスタジアムの環境整備、入場時のチェック体制はまだ準備する必要があるのではないか」とした上で「その観点から、現段階では18日、20日の試合開催は、危機管理の面からもっと準備をして開催していただいたほうがいいのではないか、開催延期が望ましいということを意見として申し上げた」と述べた。

 Jリーグは2月16日から23日までの間、ルヴァン杯第1節とJ1・J2リーグ戦の開幕節を開催。その後、24日に政府から「この1〜2週間が瀬戸際」という声明が出されたのを受け、同日にルヴァン杯第2節の中止を決定。同25日には、今月15日までに予定されていた全公式戦(94試合)の延期を決断した。プロ野球はオープン戦を無観客で開催しており、20日にシーズン開幕を予定していた。

(取材・文 竹内達也)
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