beacon

2017年7月に倒れたアヤックスMFヌーリ、2年8か月が経過し昏睡状態から目覚める

このエントリーをはてなブックマークに追加

昏睡状態から目覚めたMFアブドゥルハーク・ヌーリ

 2017年7月、不整脈で試合中に突如倒れたアヤックスMFアブドゥルハーク・ヌーリは、脳にダメージを負ったとされ、それ以降昏睡状態が続いていた。だが2年8カ月が経過し、目を覚ましたことが明らかになった。

 ヌーリの兄弟がオランダのTVメディア『De Wereld Draait Door』に、次のように語った。

「彼は自分が病院にいるということを自覚しているよ。意識がしっかりと戻っている」「もちろん家族や看護師の手が必要で、寝たきりが続いている。言葉を発することもまだ難しいけど、眉を上げたり、ちゃんとコミュニケーションを取ることができるようになったんだ」

 1997年生まれ、現在22歳のヌーリはアヤックスの下部組織育ちで、将来が期待される逸材だった。だが2017年7月、ブレーメンとのオフシーズンマッチ中に不整脈を発症し、そのままピッチに倒れ込んだ。ドクターヘリで病院へと緊急搬送されたが意識不明の状態は変わらず、同13日にはアヤックスが“脳にダメージを負った”との声明を発表。昏睡状態が続き、事実上引退となっていた。

 それから2年8カ月が経過し、奇跡的にも意識を取り戻したという。昏睡状態が長かったため、まだベッドの上で出来ることは限られているようだが、現地オランダでは「ヌーリがカムバック!奇跡の目覚め」とポジティブな話題として大きく取り上げられている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で深刻化している中、ヌーリの意識回復は多くの人に勇気を与えるニュースと言えそうだ。

●オランダ・エールディビジ2019-20特集
●堂安、板倉の試合も!!“初月無料”DAZNでハイライト配信中
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP