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10年以降のインハイ群馬県代表成績_鈴木徳真ら擁した14年と「田部井世代」の17年に前橋育英が3位

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19年大会で前橋育英高の「14」を背負ったMF櫻井辰徳。今年は全国屈指のMFとして日本一に挑戦。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[2010年以降のインターハイ群馬県代表校成績]

 2010年以降のインターハイ群馬県代表に、名門・前橋育英高が6度輝いている。14年大会では、ともに前年のU-17ワールドカップに出場していたMF鈴木徳真主将(現徳島)とMF渡邊凌磨(現山形)の両雄を中心に5年ぶりとなる準決勝進出。鈴木は攻守で中心的な役割を担い、渡邊は準々決勝(対星稜高)で決勝点を挙げている。また、20年のJリーグブレイク候補の一人、FW坂元達裕(現C大阪)やGK吉田舜(現大分)、MF小泉佳穂(現琉球)も活躍。準決勝で大津高(熊本)に競り負けたが、この世代は同年度の全国高校選手権で初の決勝進出、準優勝を記録している。

 前橋育英は17年大会で宿敵・青森山田高(青森)を3-1で下すなど、3度目の3位に。ともにプロへ進んだCB松田陸(現G大阪)、左SB渡邊泰基(現新潟)、得点王の2年生FW榎本樹(現松本)に加え、大黒柱のMF田部井涼主将(現法政大)とサイドアタッカー・MF田部井悠(現早稲田大)の田部井ツインズ、守備の柱・角田涼太朗(現筑波大)、いずれも日本高校選抜に入ったGK湯沢拓也(現立正大)、右SB後藤田亘輝(現青山学院大)、FW飯島陸(現法政大)ら攻守に充実していたチームは、同年度の全国高校選手権で初優勝を果たしている。なお、選手権決勝の対戦相手はインターハイ準決勝で0-1のスコアで敗れていた流通経済大柏高(千葉)。同校にリベンジして栄冠を勝ち取った。

 前橋育英はGK富澤雅也(現長崎)やMF白石智之(現群馬)が中心だった11年にもベスト8進出。最近2年間は初戦でプレミアリーグ勢と対戦し、競り負けている。伝統校・前橋商高は12年と16年に出場し、いずれも3回戦進出。12年大会は2試合無失点だったが、優勝校の三浦学苑高(神奈川2)にPK戦の末で敗れ、FW金枝晃平(現関西福祉大)らを擁した16年大会も昌平高(埼玉1)に追いつかれ、PK戦で敗れている。

 桐生一高はFW滝沢昂司(現いわきFC)や2年生FW狩土名禅(現明治大)を擁していた15年大会に出場したが、明徳義塾高(高知)の守りを攻めあぐねて初戦敗退。10年大会では伊勢崎商高が初出場を果たしたが、立正大淞南高(島根)に屈し、初勝利を逃している。

以下、10年以降のインターハイ群馬県代表校成績 ※()内は出場回数

[2019年]
代表校:前橋育英高(16)
1回戦 0-2 青森山田高(青森)

[2018年]
代表校:前橋育英高(15)
2回戦 0-3 大津高(熊本)

[2017年]
代表校:前橋育英高(14)
1回戦 7-0 三重高(三重)
2回戦 3-1 東海大相模高(神奈川1)
3回戦 3-1 青森山田高(青森)
準々決勝 1-1(PK4-2)京都橘高(京都)
準決勝 0-1 流通経済大柏高(千葉1)

[2016年]
代表校:前橋商高(17)
1回戦 2-1 西京高(山口)
2回戦 1-0 帝京大可児高(岐阜)
3回戦 1-1(PK3-4)昌平高(埼玉1)

[2015年]
代表校:桐生一高(3)
2回戦 0-4 明徳義塾高(高知)

[2014年]
代表校:前橋育英高(13)
1回戦 4-0 京都橘高(京都)
2回戦 2-1 柳ヶ浦高(大分)
3回戦 4-0 矢板中央高(栃木)
準々決勝 2-1 星稜高(石川)
準決勝 0-1 大津高(熊本)

[2013年]
代表校:前橋育英高(12)
1回戦 1-1(PK3-5)米子北高(鳥取)

[2012年]
代表校:前橋商高(16)
2回戦 4-0 西武台高(埼玉1)
3回戦 0-0(PK3-4)三浦学苑高(神奈川2)

[2011年]
代表校:前橋育英高(11)
1回戦 3-2 東邦高(愛知1)
2回戦 4-1 筑陽学園高(福岡)
3回戦 3-1 四日市中央工高(三重)
準々決勝 0-4 桐蔭学園高(神奈川2)

[2010年]
代表校:伊勢崎商高(初)
2回戦 0-4 立正大淞南高(島根)

14年大会ではMF鈴木徳真主将らタレントを有し、3位に

17年大会でもMF田部井涼主将中心に3位。(写真協力=高校サッカー年鑑)


※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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