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政府の“公園なら走ってOK”の矛盾を指摘…ラツィオDF「もっと安全な場所があるのに」

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DFフランチェスコ・アチェルビが政府の措置を批判

 ラツィオのDFフランチェスコ・アチェルビがスポーツ活動の再開に関する政府の措置を批判した。イタリア『ユーロ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。

 イタリア政府は26日、新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウン(都市封鎖)を段階的に解除する方針を示した。個人のスポーツ活動については、5月4日から公園などの公共の場で行うことが許可される。ただし、チームスポーツの練習再開は5月18日からとなり、それまではトレーニング施設を使うことができない。

 アチェルビはクラブ公式メディアのインタビューで「必要な全ての予防措置が講じられるのは正しいこと」と前置きした上で、人と人との物理的距離を保つ『ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)』における不備の可能性を指摘している。

「5月4日から個人トレーニングを再開できるようになるが、受け入れがたいのはスポーツセンターで実施できないことだ。僕らには(人との)距離をより簡単に保てるであろう施設があるのに、それよりも低い安全レベルで他の多くの人々と一緒に公園内を走らなければならない。びっくりしたよ。(政府からの)答えが欲しい」

「フォルメッロ(ラツィオの練習場)には6つのフィールドがあり、多くの更衣室がある。他のチームのスポーツセンターも同様だ。チームメイトにさえ会うことなく、完全な孤独の中で一度に1人ずつトレーニングをすることができる」

 公園でのトレーニングはスポーツセンターよりも危険だと主張したアチェルビは「僕は全てのサッカー選手とアスリートの気持ちを代弁していると思う」と正当性をアピールした。

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