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新型コロナの影響は世界有数のビッグクラブ、マンチェスター・Uにも…巨額の損失に加え負債額が急増

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 マンチェスター・ユナイテッドが新型コロナウイルスの影響で巨額の損失を記録した。

 世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。欧州各国のリーグ戦は3月半ばまでに中断され、すでに再開したドイツを除く多くの国で打ち切りや延期の状態が続き、多数のクラブが財政難に直面するなど状況は深刻だ。

 世界的ビッグクラブの1つであるマンチェスター・Uにも新型コロナウイルスの影響が及んでおり、同クラブは21日に2019-20シーズン第3四半期(1月~3月)の決算を発表した。

 マンチェスター・Uはこの3カ月間で全体で330万ポンド(約4億3400万円)の損失を記録。3月第2週以降の試合が中止されたことにより、800万ポンド(約10億500万円)を失い、放映権による収入は50%以上も減少したことに加え、プレミアリーグだけではなく、FAカップ、ヨーロッパリーグを含めた計11試合が予定通り開催されなかったため、今後2000万ポンド(約26億円)の返還を求められる模様だ。

 また、この3か月間だけで、収入が1億2370万ポンド(約163億円)と18.7%も減少した同クラブは、今シーズンの予想収益を5億6000万~5億8000万ポンド(約740億~760億円)に下方修正。さらに、負債額も1億2440万ポンド(約164億円)と40%以上増加して、4億2910万(約565億円)に達したことがわかった。

 財政面で新型コロナウイルスの大打撃を受けるクラブCEOのエド・ウッドワード氏は「マンチェスター・ユナイテッドは回復する力があるクラブであり、会社だ。長期ビジョンに関して言えば依然として楽観的で、マンチェスター・ユナイテッドの142年の歴史の中で最も異常で困難な時期の1つを乗り越えるために取り組み続けている」と語った。

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