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ザック氏がセリエA再開を懸念「まるで狂気。70日ぶりの再開は強引で選手に負担」

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アルベルト・ザッケローニ氏がセリエA再開を懸念

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が21日、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』に対してセリエA再開への懸念を語った。

 新型コロナウイルスの影響により3月9日からリーグが中断しているセリエA。しかし、今月に入って各クラブにおける練習が解禁されるなど、リーグ再開へ向けた動きが出始めた。イタリアサッカー連盟(FIGC)は、6月半ばの再開を目標として8月20日を目途に今シーズンの日程をすべて消化する意向を示しているが、チーム内で陽性者が発生した場合などリーグが再中断となる可能性も拭いきれない。

 そんななか、かつてミランやユベントス、インテルなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任したザッケローニ氏が警鐘を鳴らした。再開後に、約2カ月にわたって休みなく3日ごとに試合が開催されるであろうことを不安視している。

「ほぼ活動が停止していた状態から70日ぶりにリーグを再開するなんて狂気の沙汰のように思える。経済的な利益やタイトルの授与、昇格チームや降格チームを決定する必要に迫られてのこと以外にない。こんな強引な状況は、選手にとって心理的に負担となるだろう」

「長いロックダウン(都市封鎖)の期間を乗り越えたばかりなのに、もし新たな感染が発覚すれば再び合宿先で隔離されることになる。チームが穏やかでいられるはずがない。準備期間も通常通りにはいかない。本来であれば、親善試合をこなした上で開幕を迎えるものだ」

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