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京都加入内定の関西大DF長井一真。「盗めるモノが多い」先輩DFから学び、J1での活躍、日本代表へ

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京都サンガF.C.への加入内定が発表された関西大DF長井一真

「遅くても3年以内にはチームとして、個人としてJ1の舞台で活躍し、日本代表に入りたい」。そう意気込みを語ってくれたのは前日30日に、21年シーズンから京都サンガF.C.への加入内定が発表された関西大DF長井一真(4年=興國高)だ。

 武器は中盤の選手顔負けのボールの扱い。正確なキックでビルドアップの起点となりながら、スペースがあれば積極的に前進し、相手のプレスを混乱させる。野性的な身体能力を活かした対人の強さも長所だ。プロでは本職のCBだけでなく、SBでの起用も考えられる。

 長井は高校時代から潜在能力の高さが知られていた選手だ。高卒でのプロ入りを悩みながら、関西大への進学を決意したが、歩みは決して平坦ではなかった。当時、関西大のCBには荒木隼人(現・広島)と羽田健人(現・大分)が君臨。控えにも、河野貴志(現・北九州)がいたため、ルーキーイヤーはBチーム暮らしが続いた。

 念願のAチーム定着を果たした2年目も先輩たちの壁は高く、掴めたのは右SBでの出場機会。だが、「球際や対人であの人らが負けている所を見たことがない。高校時代にあまり意識できていなかったそういう部分を大学に入ってから意識できた」と先輩たちに負けないよう守備力を高めていった。

 3年目を迎えた昨年はCBとしての出場機会を伸ばし、注目度を高めた。夏にはJ2クラブの練習に参加。「早い段階でプロを経験させて貰えたのは大きくて、自分の中で基準ができた。右足に出すのか、左足に出すのか、パス一つひとつの質やコーチングの質をより意識するようになった」という長井は後期リーグで、自分を磨き、逞しさを増していった。

 昨年11月に荒木がフル代表に選ばれたことも刺激となった。「つい最近まで身近な存在だった先輩が一気に遠いところまで行った感じがしたけど、関大のグラウンドで一緒にやっていた人が一年でそこまで行けるということは、自分にもチャンスがある。隼人君が代表に入って、より明確にプロで活躍したいと思えた」

 京都には今年1月末から2月にかけて行われた沖縄キャンプに参加した。初日の練習では、ファーストプレーでFWピーター・ウタカとマッチアップ。「どんな選手かスカウトの中山(博貴)さんから聞いていたけど、思っていたより速かった。いつもなら対応できていた間合いだったけど、ぶち抜かれて失点した。思わず”ヤバい”って笑ってしまい、それで気持ちが吹っ切れた」。そこからは、特徴であるビルドアップを存分に披露し、プロ入りをアピール。昨夏に練習参加したJ2クラブと京都から正式なオファーが届いたが、熟考した結果、京都入りを決断した。

「ポジション争いするのは森脇(良太)選手や、ヨルディ・バイス選手だったり、関大の先輩である安藤淳選手など。経験豊富な選手が多く、盗めるモノが多いと思った。競争は大変だけど、今年はコロナの影響でリーグが遅れていて、過密日程を強いられるので、必ず。大学生のうちに試合に出れば、注目度も高まると思う」。

 Jのステージに視線を向けながらも、大学での活躍も忘れてはいない。「前期は中止になってしまったので、その分、後期は全勝したい。関大の目標は全員サッカーで日本一。インカレに出て達成したい」と残りわずかとなった大学生活での大暴れを誓った。

(取材・文 森田将義)
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