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バイエルンの19歳新星に海外メディア「彼の裏に信じられない物語が隠されていた」

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MFアルフォンソ・デイビスが自身の過去を告白

 スペイン『カデナ・セール』が「ブンデスリーガ新星の裏に隠された信じられない物語」と題し、バイエルンに所属するカナダ代表MFアルフォンソ・デイビスの複雑な過去を取り上げている。

 現在19歳のデイビスは昨年1月にカナダのバンクーバー・ホワイトキャップスからバイエルンに加入。すぐに新天地デビューを果たすと、同シーズンはブンデスリーガ6試合に出場し、1ゴールを挙げた。今季はハンス・ディーター・フリック監督によって左サイドバックにコンバート。25試合で3得点をマークするなど、主力として活躍している。先月26日に行われた第28節ドルトムント戦(○1-0)では、驚異的な追走で“怪物”FWアーリング・ハーランドを止め、大きな話題を集めた。

 加入からここまで順調なキャリアを歩んでいるが、その背景には複雑なストーリーがあったようだ。同紙は「アルフォンソ・デイビスが家族の辛い過去と、夢を叶えるために旅をしなければならなかった困難な道のりを語る」としてデイビスのコメントを伝えている。

「僕たちは幼い頃に難しい時期を経験した。両親には限りなく感謝しているよ。彼らの旅はリベリア内戦から始まり、僕たちはガーナを経てカナダに行き着いたんだ」

「毎日を楽しく過ごせているけど、人生には他の面があることを知っている。喜びを感じることがいかに大切かを人々に伝えようとしているんだ。それをサッカーのピッチでしようとしている」

「たくさんの、たくさんの子供たちに感動を与えられるような存在になりたいと思っている。アフリカからの難民としてカナダに来て、何事にも一生懸命取り組んできた。自分に忠実で、正しい道から外れないようにすれば、僕の人生は人々に多くのことが可能であると示せると思っている」

 辛い過去を自ら明かしたデイビスは「世界中の子供たちが僕のプレーを見て、僕の物語を聞いてくれるのは素晴らしいことだ。そこからやる気が出てきて、自分の夢に取り組む勇気が湧いてくるといいね」と語った。

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