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プレミアリーグ全クラブ、再開後12試合は背ネームを「#BlackLivesMatter」に

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 プレミアリーグは13日、プレミアリーグの全20クラブに所属する選手たちの共同声明を発表し、再開後の12試合では背面のユニフォームネームを「Black Lives Matter」に置き換えると発表した。アメリカを中心に世界中で盛り上がりを見せている反人種差別の運動に連帯を示した形だ。

「#BlackLivesMatter」運動は5月25日、アメリカ・ミネアポリスで警察官に死亡させられたジョージ・フロイド氏に哀悼の意を示して始まったもの。サッカー界でも数多くのクラブや選手が連帯を表明しており、片膝を地面につくパフォーマンスとともに広がりを見せている。

 そうした中、プレミアリーグでは全クラブが動く形となったようだ。今月17日に再開を予定しているが、同日の延期分2試合と週末の第30節全10試合で、選手たちは自らの名前ではなく「Black Lives Matter」のメッセージを背負ってプレーする。

 また同じスローガンを模したロゴマークと、新型コロナウイルスと最前線で戦うNHSの医療スタッフに感謝するバッジをシーズン終了までユニフォームに着けるという。イギリス『BBC』によると、ロゴマークはワトフォードFWトロイ・ディーニーのガールフレンドがデザインしたものになるようだ。

 選手たちは共同声明で「われわれ選手たちは人種的な偏見が存在するところであれば全てを根絶させ、色や信条に関係なく、全ての人に包摂とリスペクトと機会的平等をもたらすグローバル社会を実現するというただ一つの目的に立ち向かう。このシンボルはすべての選手、すべてのスタッフ、すべてのクラブ、すべての試合関係者、そしてプレミアリーグの団結だ」と述べている。

 さらにプレミアリーグは発表で「プレミアリーグは、人種差別の余地はどこにもないと信じています。#NoRoomForRacism」と立場を表明している。

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