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独下部リーグを渡り歩く伊藤遼哉、女性監督率いる4部クラブへ…過去には鳥栖にも所属

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鳥栖時代のMF伊藤遼哉

 バイエルン下部組織やサガン鳥栖でもプレーしたことのあるMF伊藤遼哉は来季に向けてドイツ4部相当のレギオナルリーガ・ウェストに所属するSFロッテに加入することが決定。15日、移籍先クラブが発表した。

 現在22歳の伊藤は東京生まれの攻撃的MFで、ユース時代からスイスのグラスホッパー・クラブ・チューリッヒ、ドイツのバイエルンやシャルケ、デュッセルドルフのそれぞれの下部組織で過ごし、2018年1月~昨年8月までは鳥栖にも所属。そして、ドイツ復帰後は現4部イェデローIIを経て5部ワッサーブルクに移籍すると、来シーズンに向けてSFロッテに加入することに。

 SFロッテと言えば、2018年にクロッペンブルクのトップチームに引き上げられ、女性としてドイツで初めて5部以上のクラブの男子チームの指揮官に就任したことで注目を集めたイムケ・ウュッベンホルスト監督が現在率いるクラブ。その後、元ドイツ女子代表FWのインカ・グリングス氏が4部所属クラブの監督に就任したが、同氏は今シーズンいっぱいで退任するため、ウュッベンホルスト監督がドイツ4部以上唯一の女性監督となる。

 そんなビュッベンホルスト監督だが、しばらく前から伊藤に注目していた模様。クラブの公式ウェブサイトで「リョウ(伊藤)が1年前イェデローでの試合で見せたインテリジェンスとテクニックに魅了された。彼は新シーズンのサプライズになるだけのポテンシャルを備えている」と同選手を歓迎した。

 すでに異例な経歴を持つ伊藤。4部とは言え新天地では女性監督の下でプレーし、さらなる貴重な経験を集めることになる。

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