サンプドリアの日本代表DF吉田麻也は、自身の将来についてまだ何も決まっていないと主張した。

　今冬の移籍市場で、7シーズン半を過ごしたサウサンプトンからサンプドリアに半年間の期限付きで加入した吉田。新型コロナウイルスの影響もあり、ここまで公式戦出場は1試合に留まるものの評価を高めており、20日の再開以降もチームDFラインの要としての活躍が期待されている。しかし、今夏にプレミアリーグのクラブとの契約は満了を迎え、将来は不透明な状況だ。

　去就に注目の集まる日本代表DFは、『ESPN』のインタビューで自身の将来について「将来のことはわかりません。多くの人にいつの日かJリーグに帰ってくるかと聞かれますけど、わかりません。オファーやタイミング次第で、すべて起こり得ると思います」と話すも、まだまだヨーロッパでのキャリアを続ける意思を明らかにした。

「僕は新たなチャレンジを楽しんでいます。1つだけ確かなこととして、できる限りヨーロッパでプレーを続けたいです。それと同時に、ワールドカップで日本の新たな歴史を築き上げたい、前回行けなかった準々決勝に進みたいと考えています」

　また、これまでのキャリアのハイライトについて問われた吉田は「毎日が僕にとっての最高の時間です」と強調し、現状について語った。

「毎日、自分自身に打ち勝とうとしていますし、あまり過去を振り返ったりはしていません。今一番重要なことは、僕が成し遂げてきたことではなく、今僕が成し遂げようとしていることです。今いるクラブのために貢献し、疑いの目を向ける人を納得させることが、今現在の僕のメインターゲットです」

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