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3バック復活の理由は長谷部誠?フランクフルト指揮官は「マコトがトップフォームに戻った」

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チームに好調をもたらす長谷部誠

 ウィンターブレイク中に3バックから4バックに移行したフランクフルトは、コロナ禍の中断明け4戦目から以前のシステムが復活。アディ・ヒュッター監督はそれぞれに踏み切るにあたって、元日本代表MFの長谷部誠の存在が大きかったと話している。

ヨーロッパリーグには予選2回戦から参戦したため、昨年7月末に今シーズンの初戦を迎えたフランクフルトは、前半戦のみで公式戦31試合を消化。ウィンターブレイクが近づくにつれて、メンバーの疲労もピークに達し、特にブンデスリーガでは7試合勝ちなしの6敗と絶不調に陥っていた。

ヒュッター監督は今になって当時の状況について笑顔でコメント。20日に行われるブンデスリーガ第33節でのケルンとのアウェー戦に向けた記者会見では前半戦のケルン相手の敗戦(2-4)を「とても痛かった」と振り返り、次のように語っている。

「前半戦の終盤は物事が上手く進まず、何かを変えなければならないと感じていた。(ウィンターブレイク明けは)ホッフェンハイムに勝ち、ライプツィヒに2度勝ったため、4バックへの移行は正しかったことが示されたと思う。だが、私は常にフレキシブルでいなければならないことを強調してきた。マコト・ハセベがまたトップフォームに戻ったのもあって、今はまた3バックに変えたが、それも我々にポジティブな影響を与えている」

フランクフルトは中断明けの3試合は4バックで臨み、レヴァークーゼンやボルシア・メンヒェングラットバッハ、バイエルン・ミュンヘンと強豪相手にことごとく敗戦を喫したが、3バックに戻してからは3勝1分け1敗と安定。オーストリア人指揮官はそのシステムでリベロ役を務める長谷部についてこう話している。

「マコトはあの年齢でも高いレベルでプレーできる。常に最高なプロ精神を持ち、フットボールを最優先に考えることが彼の特徴だろう。ボールを保持するときのプレーにおいてはキープレーヤーだし、経験やビジョンを持つ彼は我々にとって心強い存在だ。彼が私のチームにいてくれて、契約を2021年まで延長したことをありがたく思う」

なお勝ち点41で現在9位につけるフランクフルトだが、ケルン戦では前節シャルケ戦で5枚目のイエローカードを提示された鎌田大地が出場停止に。一方、長谷部のスタメン出場は負傷さえない限り確実と言えるかもしれない。

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