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称賛?それとも皮肉?バイエルン会長「選手を引き留めていればシャルケは王者だった」

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シャルケ時代のマヌエル・ノイアー

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ会長は、多くのタレントを輩出するシャルケについて語った。

 今シーズン、ブンデスリーガ8連覇とDFBポカール連覇を飾ったバイエルン。2年連続となる国内2冠を手にするなどドイツで圧倒的な強さを誇る同クラブは、これまでにマヌエル・ノイアーレオン・ゴレツカをシャルケから獲得し、今夏にはアレクサンダー・ニューベル、さらにシャルケ出身のレロイ・サネをマンチェスター・シティから引き抜いた。

 ノイアーやサネ、メスト・エジルなどシャルケのアカデミー出身で大成した選手は数知れない。そんな同クラブに対して、バイエルンのルンメニゲ会長は、ドイツ『シュポルト1』で「ユースチームを通って出てくる選手のたまり場としてはドイツ最高の1つ」と話し、ライバルクラブを称えた。

「ユースを経験した多くの選手を引き留めていればドイツ王者になれた可能性もあった。2016年にレロイ・サネがマンチェスター・シティに移籍したように、財政面のニーズを満たすために彼らが大きな将来を約束された選手をいつも売ってきたのは事実だ」

 しかし、今夏の移籍市場では、新型コロナウイルスにより多くのクラブが財政面で甚大な被害に遭う。市場では売り手に回るシャルケもこの影響を受けることは必至だが、ルンメニゲ会長は国内の伝統あるクラブがすぐに独自路線を取り戻すと考えているようだ。

「1年前、移籍金の桁は別物だった。しかし、今年はそうはいかず、より現実的なものになるだろう。誰も哀れな思いをしたくはない。新たなコンセプトや忍耐とともに、シャルケは今後、古くからの強みを取り戻すだろう。彼らはドイツの伝統クラブであり、ブンデスリーガにとって重要なクラブだ」

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